いろんな台湾 いろんな風景
台湾生活を写真で記録

2020/12/31

大晦日に思うこと色々

人ってのは蓋を開けてみると獣以下に貪欲で、どうしようもない人もいる、っていうことを感じた大晦日。
 
遺産相続で家族の関係が壊れるっていう話は、ドラマやニュースではよくある。
 
特に、もともと兄弟の仲が良くないとか、金にがめついとか、だらしないとか、そういう要素があると、たちが悪い。
 
オット氏の父が脳卒中で寝たきりになったのが2012年。亡くなったのが7年後。その間、ブログにも書いたことがあったように、オット氏が介護にかかる一切合切を請け負って、看取り、見送り、その後の墓守もしている。
 
オット兄は、結婚後ずっと北部に暮らし、一年に数回出張ついでに見舞いに来る感じで、兄嫁は義両親との関係が悪かったこともあり、一度も見舞いに来なかった。7年間、一度もなかったの!
 
義父が倒れた当時は、財産目当て(といっても大した財産はなかったのだが)の後妻さんとのバトルが数年続き、義父が亡くなってからは、欲の皮に包まれたオット兄に相続した土地も家もよこせ(正しくは共同名義に変更せよ)と、脅迫メールを受ける日々。
 
財産は遺書の通り、土地建物はオット氏、現金はオット兄とオット姉で折半、とした。
 
共同名義の土地ほど、後年のトラブルをもたらすものはないわけで。そんなのはごめんだわ。って、私の土地じゃないけどww
 
人って、見た目だとか、それまでのイメージとか、そいうのではわかり得ない隠れた本性があるんですね。まじ怖ぇ。
 
相続したのは田舎の農地、この10年その保持にどれだけの時間と労力とお金をつぎ込んできたか、なんてのは見えないし、そういうところに考えを及ばせるだけの心は持っていないようで。
 
義父が亡くなってすぐに、しつこい土地よこせ攻撃があり、その後すぐ、オット兄は仕事上のトラブルに追われ、定年退職を迎え、最近又暇になったのか、朝に夕に陰湿なメッセージを送りつけて来るその姿は、傍目に見ても、やばい感じでした。
 
しかしながら、文面的に、そのメッセージ攻撃は兄嫁が兄名義で書いてきてるんだろうと思ってたんですけど、今日オット氏が電話で対峙したら、全てオット兄が自分で書いたことだった、と。
 
脅迫とはいえ、内容があまりに稚拙で。
 
オット兄は勝手に怒り狂って、親戚のグループラインにも怒りを投下し勝手に炎上。
 
人生を豊かにできるか、足るを知るの心を持てるか、幸せと思えるか、全部自分次第ですからね。
 
うちは娘氏がニホンにいったこともあり、将来を考えると田舎の農地を保持管理し続けるのは果たしてどうだろうか、オット兄がそんなにあの土地に興味があるなら金額を提示して譲渡しようじゃないか、と。オット氏は考えに考えました。賢明な決断かもしれません。
 
私の心残りは、自分で選び、植え、手塩にかけて水やりを続けた庭木たち。あの子達がこれから水やりを満足に受けることできず枯れてしまうかと思ったら、辛い。
 
掘り起こして、自宅に連れて帰るっていうのも一案かな。
 
コロナに、娘氏のジュケンに、そーぞくトラブルに、大変な一年でありました。
 
そういえば、コロナで会社の業績も悪化して無期限の減給にもなったんだったww
 
まぁでも、健やかに過ごせて、オット氏との関係がだいぶ良くなったことは、お金にかえられない収穫でした。
 
お金も土地も、墓場には持っていけないからね。生きてるうちに、自分の周りの人と嬉しい楽しいを共有できたら、もうそれで十分。
 
今夜は暖かくして、楽しい夜を過ごそう。今年も一年、よく頑張った。

2020/11/09

チョウの季節

台湾はルリマダラという蝶が見られる季節になりました。

台湾南部で越冬することで有名な蝶々です。主に、茂林や六亀で見られます。

先日、蝶を見るイベントに参加してきたんですけど、すごかった…(゜□゜;)

来月にはもっと多くなるとかいうんで、いやはや、蝶好きの人にはウハウハ、虫苦手の人には失神ものかもしれません。




今年は特段何をしたわけでもないのに、あっという間に11月になってしまいました。

今年の前半には、台湾は10月くらいから海外との往来を始められるんじゃないか、みたいなニュースでしたが、実現はしていません。目下海外はコロナがまた増えてますもんね。昨日のニュースでは、来年末に海外への渡航規制が解かれる可能性がちょっと見えてきた、みたいな極めてあいまいな感じ。

我が家は年初から今まで、娘氏のジュケンのことで右往左往。

志望理由書の添削に始まり、提出書類で日本語訳が必要なものの翻訳活動や、大学所定の書式で提出しなくてはならない推薦書をもらいに学校に行ったり。

手となり足となり、まるで自分もジュケン活動中かと錯覚するほど。

この一連の作業にどっぷり浸かったんで、もしかして、キコクセイ専門のコンサルになれんじゃね?なんて(笑) 嘘です。なりません。なれません。でも、かなり詳しくなりました。

台湾から日本はEMSで4日。だから急に追加の書類が必要になった!となっても、ギリギリセーフで送れますが、欧米帰りの子たちは用意周到でなくちゃならないのは大変だなとか思いつつ。

私立志望のキコクセイの子は、もう既に結果が出ている子が多いようで、娘氏の仲良しさんは、短いジュケンを終えて既に親元の海外へ帰って行きました。

うちは国立が第一志望なのでまだあと数か月ですが、ここまでのキコクセイとしてのジュケン活動を見ていて、前情報としてあったTOEFLのスコア、ハイスコアでなくてもなんとかなりそう、という印象を深めています。理系は特に、ジュケン時のテストの結果によるのかも。

親としてできるだけのことはやった。あとは本人の頑張りを信じよう。

2020/09/28

最近のもやもや

今日ニュースで、「東京女子医大の学費が1200万円値上げ、6年間の学費は4621万4千円」というのを見て愕然としている。たっか!!
 
台湾の大学の学費がいかほどか。
 
国立だと、半年で3万元、年間6万元くらいと言われている。(=21.6万円/年くらい)
 
例えば、高雄にある国立C大学だと、
*本国籍の学生:一学期(半年)/24,730~28,940元
*外国籍の学生:一学期(半年)/49,460~57,880元
倍まではいかないけど、外国籍の学生の方が学費が高い。
本国籍の学生が国立に4年間通って、年間6万元と見積もっても、トータル86.4万円くらい。
 
じゃぁ、私立医大はどうなんだと。高雄の有名どころを見てみると、
*本国籍の学生:一学期(半年)/71,540~72,360元
医学部はx6年で、卒業までにかかる学費は860,120元(=310万円くらい)
 
普通の国立大学と私大医学部では、学費に倍以上の差はあるものの、どこの家庭でも頑張ったら払えない額ではない、という印象。ちなみに、台湾の2019年の平均給与は月換算44,114元らしい。しかしこれは平均値であって中央値ではない。そしてこっちでは、共働きが主流なので、と考えると自ずと家庭の収入が見えてくる。
 
話戻って、医学部の学費、日4621万円と台310万円、10倍以上もの差 Σ(゚Д゚)
 
日本の国立大学は入学料が282,000円で、授業料年額が535,800円なので、4年通ったとして2,425,200円(もちろんこれ以外にも費用は発生するだろうが)。
 
台湾の86.4万円と242.5万円を比較しても、約2.8倍・・・
 
高いっスね。
 
学費のみならず、ジュケンをするだけでも、その方法が全く違うのでかかるお金が全然異なる。
 
台湾のセンター試験的な学測は申込み費が250元、ジュケン科目1つにつき170元。今は4科目ジュケンができるので、そうなると費用は930元=約3348円。5科目でも1100元=約3960円。7月の指考の費用も同じ。
 
日本の共通テストは、3教科以上で18,000円。そして、私立、国立と、別々に募集要項を見て出願していくので、受ける学校が多くなればなるほどお金がかかる。滑り止めの私立にも入学金を払わないといけないし。
 
日本でのジュケンはしみじみ、色んな意味で大変だ。財布に穴があいたんじゃないか、カードでスキミングされたんじゃないか、口座から不正引き落としがあったんじゃないか、なんて錯覚に陥るほど。
 
じゃぁ台湾の大学に通えばいいじゃないか、っていわれたらもともこもなく。喘ぎながらも、一応親として腹はくくっているつもりでいるので。
 
ついでにいうと、国立、公立、私立で、募集要項や出願の方法がてんでバラバラで、調べながら、はぁ~?となること度々。
 
最近ハンコ廃止が話題になっているけれど、願書付き募集要項をテレメールで取り寄せ、とか、願書をFAXで取り寄せ、とか、出願書類の手書きこそ廃止にすべきじゃないかと思う。
 
手書きの出願書類ほどトラップがありすぎるものもなく。下書き、下書き、下書き、下書き、清書!時間の無駄感が半端ない。ついでにいえば履歴書の手書きもなくされるべきだと思うが。
 
文字に人柄がにじみ出る、みたいなことはいまだによく聞くが、まるで人は見た目が9割、くらいの感覚で、もやもやする。
 
こっちにいて、経済格差の教育に与える格差は大きいと感じているし、目の前で見てもきた。でも日本は台湾の比じゃないなぁ。日本は税金も高いのに。すごい。でもなんかもやもやする!

2020/07/15

外から見るフシギ

もう一年の半分が過ぎてしまいました。

台湾で生活する上ではほとんど脅威を感じることのなくなったコロナは、世界各地でまだニュースを賑わせていて、ここで生活する分には不安を感じないけれど、ニュースを見るたびに不安に包まれます。

こちらに住んでの実感としては、もう大丈夫、という思いが先行していて、出掛けにマスクを忘れることもしばしば。

しかし地下鉄の改札ではまだ検温が行われていて、あれ?マスクって必須?任意?と、一瞬頭が真っ白になり、すれ違う人を見るとまだまだみんなマスクをつけてるんで、係の人に「マスクって必要なんですか?」と聞くと「持ってないんですか?ではここに名前と電話番号を書いてください。はい、これをつけて。次は忘れないでね」って、ペラペラの薄いマスクを渡される感じです。

一方、会社では上司が「第二波は台湾にもやってくる!みな、くれぐれも気を付けて過ごすように!!」的な事を声高にいっていたりもします。

あれ?つまりは、私が勝手に緊張感を捨てちゃったってことか?

完全内勤業務だと、マスクしてないところも多いんじゃないかな。でも銀行やサービス業等の対面での顧客対応の必要な職種は、ほとんどが依然マスク着用でお仕事。

二ホンの感染者は先週ぐっと増えたようで、しかし、ゴートゥーキャンペーンなるものをやるとか、東京の某区では感染者にお見舞金10万円を渡すとか、ニュースを見ながらオット氏が「なにこれ?どういうこと?」って連呼してるんですが、適当な解説をしてあげることができない、不甲斐ないツマです。

こっちでは、規則を守らない感染者に罰則や罰金はあっても、お金がもらえるなんてことはそもそも考えられず。

外から見てるといろんなことがフシギです。いや、通りこしてちょっと意味不明。

豪雨でひどい被害を受けている地域が多く、一方で賞与がないとか減らされるとかで退職希望者が相次ぐとか、ストが行われる医療機関があるとかいうニュースをみて。え?なんちゃらキャンペーンより、優先的に配る対象あるんじゃないすかね?っていうか感染拡大傾向なのに、ゴートゥーしちゃうの?

これが台湾だったら市民が政府をフクロダダキノケイにして、なんなら市民の力でリコールじゃぁ!ってなるんじゃないかと思ったり思わなかっり。

それはそれで、外から見たらフシギな光景に映るのかしら。

さて、在台もかなり長くなりましたが、最近必要に迫られて銀行口座開設を数カ所で。

2018年だったか、台湾と二ホンの間でCRSの合意ってんでしょうか、(マネーロンダを防ぐ、あれですね)が結ばれてからこのかた、台湾での口座開設の時に決まって聞かれるのがマイナンバー(ID)。

外国人が口座を開くのは、以前に比べると難易度が高い気がします。

そしてどの銀行の担当からも同じ質問が。なんでしょうね、こっちの人は初見でもすぐに関係が近しい風に、聞きたいことは何でも聞かせてもらうね!っていうスタンスで迫ってくるんです。もう慣れたからなんてことないけど、やっぱりこっちは人間関係の敷居がちょっと低い感じですね。(そういうところは結構好き)

IDがなくて、いったい二ホンではどうやって個人の特定をしてるの?

その昔、台湾はニホンの戸籍制度を導入して今の形になったのに、なんでニホンはIDがないのん?

住民票には番号ついてないの?

確定申告とかはどうするわけ?IDなくてもできるものなの?

(;´д`)いやぁ。。。

えーと確かぁ、ニホンでは、子供が生まれたら出生届を出すと戸籍と住民票に記載されて、それからは基本的には住民票で個人が紐づけされてるんじゃないかなーと思うけどぉ…(もごもご)

まずい。彼らにとってしたら、目の前にいる私がニホン代表になるのに、ちゃんと納得させられるような答えが出せないようでは、代表失格じゃないか(苦笑)

こっちから見たら、ニホンのあれこれはたぶんすごく意味不明なんでしょう。フシギでたまらないという目で見られました、何度も。(私の中国語能力への疑心でないことを祈る)

なんでそんな制度なの?使い勝手悪すぎじゃない?

という風に映るんですね。こっちからだと。しかも銀行の担当さん目線からだと特に。

コロナになってからは、ICチップ入りの健康保険カードに出入国記録が紐づけされて、マスクの購入も健康保険カードでだし、最近台湾政府が出した振興券も健康保険カードで申請&購入。IDがあって、ICチップ入りの紐付けされたカードがあったら、かなり合理的にいろいろできる、のはできるんですけどね。うん。でもニホンは、違うの。多くの人はその便利さよりも個人情報を憂慮してるんじゃないかな、しらんけど。

最後には、フシギでたまらないけど、とりあえず分かったことにするわ、っていう空気で事務処理終了。

ついでに質問すると、なんでこんなに長い間台湾に住んでるのに、台湾の身分証取らないの?

なんてことも聞かれます。よく聞かれます。

外から見ると、自分の常識バイアスがかかるからね。色んなことがフシギに見えるものなのかも。

2020/07/02

ジュケンのこととか

7月になりました。今週末は指考(大学入試テスト)です。

台湾の大学入試は、1月の学測+面接や筆記等含む二次試験、または7月の指考で決まります。

チャンスは2回あるっていうことですね。

どちらのテストも国内統一のテストで、その成績によって大学が決まるので、かなり公平なもののようです。

昨日用事があって娘氏の高校にいったら、偶然仲良しのお友達に会って、明日から指考だというので、激励&いっぱい応援してきたところだったんでした。高校の卒業式はもう終わっていますが、指考を受験する子たちは、塾につめているか、学校の自習室を使っている子が多いみたいです。

うちの娘氏は指考を受けないのですが、どのようなものが見てみました。

テストは計3日間。各教科80分

一日目:物理、化学、生物
二日目:数学乙、國文、英文、数学甲
三日目:歴史、地理、公民と社会

どの科目を選択して受験するかは、志望する学部学科で指定している科目によって決めます。

今年はコロナのため、テスト中のマスク着用が義務付けられています。また試験場は、通常一クラス42人のところ、36人にして距離を取るんだとか。

学測に比べると、指考の試験範囲はどの教科でも広く深くなるので、試験対策がだいぶ大変ならしく。だから、なるべく学測で大学を決めてしまいたい!という人は多いみたい。

1月の時点では、留学を考えている同級生が何人かいましたが、コロナが世界的に広がってしまい、そのほとんどの子達が、海外にいくのを諦めて指考を受験するそう。

日本留学試験と日本語検定は7月のテストが中止、SATは3月から6月までのテストが中止。留学を考えていた子達は悔しい思いをしているかもしれません。

台湾の新学期は9月からですが、今の所、留学生への入国許可を出していないので、おそらく殆どが本国生になるのかな。

あ、でも、最近の香港のいろいろで、香港からは受け入れるでしょうね、きっと。と思ってニュースを見たら、今年は3427人の香港の学生が台湾の大学に出願しているそう。なんと、昨年比6.5割増。どんだけ多いんだ!

香港から近いし、文字が一緒で言葉が通じて、物価は安いしで、今後ますます台湾に入ってくる香港人は多くなるかも??

娘氏は6月に無事に日本へと旅立ち、PCRで陰性確認し、14日間の隔離期間を経て、日本での受験に向けて頑張り始めるところ。今年はどこの国の受験生も大変な思いをしているでしょうが、みんながみんな、それぞれの場所で力を発揮して、志望校に入れますように!

2020/06/15

1日前~出発

出発1日前、やっとやっとやっと、学校からの書類が揃いました。

・成績証明書
・在籍証明書
・推薦状

あとでオット氏に聞いたら、台湾では「在籍」っていうのは戸籍に使うんで、学校には使わないんだよ、と。学校に使うなら「在学」。

なるほど学校と話が通じないわけだ。。。

出発前夜はみんなで鍋を囲んで、全てが順調にいくようにとエール。

夜は友達がメッセージカードやプレゼントやケーキを持って入れ違いに何人も訪ねてきて、何をすることもできないまま夜が更けました。

娘氏は疲れすぎて倒れるように寝てしまい、私が夜の3時までかかって荷物の整理。

あとこの日は、日本で使える印鑑を作り、文昌帝という学問の神様にお参りにいってきました。


さて、出発当日。

午前中にTOEFLを受験してからの空港移動で、朝からまた信じられないくらいバタバタ。

朝8時に家を出て試験会場へ見送り。家に帰って引き続き荷作りをして、気づけば12時。試験会場へ迎えに行きながら、お昼を食べて、空港へ直行です。

で、3回目のTOEFL、そろそろスコアを上げてほしいところ。

どうだった?今回は少しは手応えあった?って聞いたら、、、(涙)

1回目と2回目は会場A。今回は別の会場Bでした。

予備知識として会場によって色々違いがあるとは聞いていたものの、会場Aとは席の配置もパーテーションも設備もあまりに違って、撃沈だった、と。。。

TOEFLはみんな一斉にテストが始まるのではなく、着いた人から案内されて、時間差で始まります。なので、自分がListeningをしているときに、別の人がSpeakingを始めるんですね。

会場Aは、仕切りがそこそこしっかりしていて、他の受験生の音に邪魔されるというのがほとんどなかったものの、会場Bはマイクの音の拾い方もよくないとかで、みんな大声。それでListeningの後半が全然聞こえなかったって・・・。えーー。

実力がしっかりあれば会場の良し悪しのスコアへの影響は小さいのでしょうが、そうでない場合はとにかく条件のいい会場を選ぶに限りますね。。。子供辛い、親も辛い~。

TOEFL目標スコアに届かないまま日本に送り出すことになるとは・・・。オット氏と、これで本当にいいんだろうか、大丈夫なんだろうかと、頭を抱えながらの出発目前。

勿論日本でも引き続きTOEFL受験は可能。しかーし!台湾での受験料はUSD190なのに、日本ではUSD235。高いのです!!

何度も気軽に受け続けることができる価格設定ではないと思うんですよね~。

今回は見送りになりましたが、日本の大学入試で英語の外部試験が採用されることになったら、確実に経済地域格差がスコアに反映されるんじゃないかと思います。これほんと不公平。よくないと思うわ~。

っていう話はさておき。

心にもやもやを抱えながら空港に着くと、ガラガラっていうより、空っぽでした。

台湾に来て長いですが、こんなに人がいない空港見たことない。

午後は娘氏が利用する成田便のみ。ほかは全てキャンセルでした。

ほどなくして、娘氏のクラスメイトが見送りに来てくれました。全部で10人くらいかな?1時間位、写真撮ったり、わちゃわちゃしたりして、涙することなく、笑顔で出発。

ほっ。

なんだかよくわからないけど、この後どっと疲れが襲ってきました。

ほっ。

定刻で出発、日本にも無事に到着し、PCR検査を経て検疫ホテルへ。このフライトで一緒になった20代の子と仲良くなって、日本に着いてからも孤独感とか寂しさを感じることなく過ごせたとのこと。それはよかったね。

その後、陰性の報告をもらい、実家で自主隔離です。

これから親にできることは、お金の準備くらいかな。あとは本人に引き続き努力をしてもらいましょう。頑張れ、娘。

2020/06/11

2日前

最近はもう日にちの感覚がなくなってきました。今日が何曜日かがわからない。

寝ても覚めても、頼りない娘氏のことが心配でならないというどうしようもない状況。

学校にお願いする書類は遅々として進まず。内容に問題があったり、記載内容に不足があったり、罠も多くて、結局今日までまだ揃っていません。私も仕事どころじゃなく、会社にいるのに仕事全然できてなくて、けっこうまずい。なんとか、最終日の明日には全部完成させたい!

さて、どんな罠かというと、例えば入学年月日、卒業年月日が記載された在籍証明証(Certificate of Attendance)。

台湾は9月始業ですが、娘氏の代は8/30が登校初日でした(毎年微妙に違う)。学校ではこの両日にち入りの在籍証明証を作成したことがない、と。うちではこんな書類作らんよ、だから知らんよ、なによこれ?な反応。

なので学校の書類フォームを拝借して、そこに自分で必要事項を打ち込み、プリントアウトして学校に持っていきました。入学日を8/30として。

ところが、学校側では授業開始日はたしかに8/30だけれど、入学手続きが完了したときから在籍しているということになるから、8/30の書類にはハンコを押せない!んですって。。。

定義がどうなってるのか確認したいから(日本の大学の)募集要項をメールで送れ、とか。全部日本語なんだけど。。。とか戸惑いつつ。

最後には書類を出してはくれるんでしょうけど、そこまでの道のりが長い。

そんなこんなに時間を大幅に取られ、娘氏は沢山の友達からカードをもらい、もらったカードにお返事を書き・・・ってことに時間を費やし、週末のTOEFLに向けての勉強も遅々として進んでいないように見受けられます。加えて荷物にも手をつけておらず。

あまりにため息が止まらないので、息をするのも億劫になってきました。

単身で留学してる子なんかは、きっと学校の書類関係も全て1人でやってるんだろうし、すごいものです。

あと2日、いや、2日もないか。自由に動けるのは明日のみ!

2020/06/09

4日前

一桁に入ったと思ったらもう片手で数えるほどになりました。

高雄市長罷免投票は、同意票多数でリコール成立。結果が出た当日晩に、高雄市議議長が飛び降り自殺。なんという。。。

台湾では国内でのコロナは収束とみられ、6/7より規制緩和に。ジムのランニングマシーンの間引きも解除、一律マスクも解除。

世間が正常化して、みんなが普段の歩調を取り戻しているのに、我が家はバタバタ。もうすべてコロナのせいだ、って悪態をつくことでしか気持ちのバランスが取れません。もしコロナがなかったら、5月末で卒業して、余裕を持って準備できていたのに!!!

卒業時にもらえると思っていた卒業証明書、成績証明書は学校の都合で、卒業前にはもらえず。成績証明書と在籍証明書には写真添付が必要。推薦状は色々あってまだサインもらえておらず。他にも必要書類の内容に、必須のものが記載されていないとか問題続出で、今だに全然そろっていないという。。。

必要書類の多さと、要求の多さに、学校側がめんどくさいよーな反応らしく。

まぁきっと、なんとかなるでしょう。なんとかします。

あんなに時間があったはずなのに!!なんでこんなにいっぱいいっぱいなのかしら(涙)

娘氏は、何人もの学友からメッセージカードをもらって、いよいよこの楽しかった高校生活も終わりなのか、っていう気持ちもありながらの日本行きの準備で、いろんな余韻に浸る暇はなさそうです。

2020/06/04

9日前

あっというまに一桁に突入。

この一週間は、推薦状や、学校で出してもらう書類の確認に終始。

とてもバタバタしています。余裕がありません。

周囲はというと、今週末に行われる高雄市長罷免の住民投票の話題でもちきり。

私個人は、香港に対する国家安全法のニュースを見ながら、今後の台湾を勝手に憂いでいるんですが、私の周りの現政権支持者(市長罷免に大賛成派)は、全然憂慮していないんですよね。

現高雄市長の韓さんという人は、2018年の選挙で、20年に渡って民進党の天下にあった高雄の市長に、得票率53.87%で選ばれました。民進党の地盤が非常に固いと思われていたこの高雄で、国民党から市長がでたというのは、本当に衝撃的でした。あのときは、本当に不思議な空気に包まれていましたもの。この市長選の期間に、多くの「韓粉(韓さんのファン)」と言われる人たちが、彼を持ち上げ持ち上げ持ち上げ、持ち上げすぎたのかもしれません。

同年12月に市長となりましたが、翌年2019年、神輿を担がれる形で総統選挙に出馬。

もともと韓市長を快く思っていなかった熱烈民進党支持者に加えて、彼にたいして思い入れのなかった市民をも巻き込んで、彼の総統選出馬が市民から大きな反感を買うことになります。

大風呂敷を広げる感がある、ということが市長選のときから指摘されていましたが、総統選ではあらゆるところを叩かれて、結局は蔡さんに負けちゃいました。

その後、高雄市長として高雄に舞い戻ってきましたが、市民から支持されず、市政はかなり険しい道となっています。

同時に、多くの市民の活動によって署名が集まりに集まり、なんと市長罷免の投票が行われることになりました。

署名運動が盛んに行われていたころから今まで、高雄市内では罷免の文字が書かれた黄色のテープをバイクやヘルメット、バックにつけている人を良く見かけますが、それが罷免支持の印。

今日本では、某県知事のリコールを口にする人がいるようですが、そんなもんじゃないです。こっちはもう市民によるガチの罷免案。

その市民投票が今週末です。罷免案が通るかどうかのボーダーは、有効投票数の1/4以上、574,996票だそうです。

ちなみに、署名総数は406,880なので、これが市民投票によってどんな数字として表れるのか。

同僚にも友人にも、罷免のデモに参加する人多く。民主的な国、台湾バンザイってな感じ。

しかーし、私は日本で生まれ育ったからか、その熱量がわからない。

個人的には、韓さん以前の民主党時代の高雄は、なにをするにも利権がらみで、市長が変わるのを機に悪いものが排除されるといいなと思っていたくらいで。(こんなこといったらぶっ飛ばされそうだけど)

総統選挙にも負けて、市長として頑張るって言ってるんだから、その手腕と成果を見届けてあげたらいいんじゃないの?悪い所があったら都度声を上げて民意で修正させればいいじゃない。なんて思っていたんですが、そんなことを言おうものなら生ぬるいと袋叩きにあいます。

あの時総統選挙なんかに出ずに、確り市民と向き合って、市政に真面目に取り組んでいたらこんなことにはならなかっただろうに、身から出たサビよね、っていう人も多く。

早くから入国規制をしくことでコロナの感染拡大を免れた台湾ですが、海外との往来再開は10月以降とかいう話で、9月入学の留学生も受け入れは難しいとかいう話で、すっかり鎖国状態。

今この香港の問題で、イギリスが移民規則変更を検討しているとか、台湾も受け入れを検討しているとかいろいろニュース出ていますが、もし、もし、もし、未来のいつか、台湾が同じ状況になったときは?と考えると、ねぇ?どうなんだろう。

とかあれこれ考えているうちに、もう6月なんです。

安全に健康に見送れるように、あと数日くれぐれも気を付けて過ごそうと思います。

台湾は6月に入って、目の眩むような暑い日が続いています。空もアオい。

2020/05/26

18日前

5月も最後の週になりました。

先週末はTOEICを受けて、今週は週末のTOEFLに向けて引き続き勉強をしています。勿論娘氏が。

母は頑張れ頑張れと旗を振り、本人もそれなりに勉強していたのに、期末テストは振るわずだったそう。ガーン。

もう学校の成績ではリカバーできません。過ぎてしまったものは仕方がないけど、もっと一つ一つ、ちゃんとやっていたら後悔なんてしなかっただろうにと、ため息が止まらないのは親だけで、本人はなぜかポジティブ。母はメンタル豆腐ですが、娘氏は違うのね。

今週からやっと推薦状に着手です。間に合うのかしら。

日本では緊急事態宣言が解除されましたが、私の関心は全人代の香港安全法ですかねぇ。

台湾の現総統は、(香港の人に)必要な援助を提供する、と言ったようですが、中国で香港安全法が通ると、台湾側からは香港は中国とみなされ、これまでのような行き来はできなくなる可能性があるらしく、台湾に住む香港人も不安を抱えているらしいとか。(ここ数年香港からの移住者が増えています。年々増加傾向。去年は約1.1万人の香港&マカオの人が台湾に移住したらしい)

そして、香港がこんなにあっさり一国二制度を骨抜きにされてしまうとしたら、そもそも台湾に一国二制度はありえんよ、って言ってるようなもんでしょ。

政治のことはよくわからないけど、香港に住んでる人は本当に大変だと思うけど(特に学生)、台湾の行末はどうなるのか。。。

別に取って食われるわけじゃないけど、平穏な生活が政治的な圧力で一変するかもしれない不安は、ちょっと気持ちが悪いのね。

2020/05/22

22日前

昨日友人から、日本の入国制限緩和の見込み、早ければ7月からという話を聞きました(真偽は定かではないけれど、そんな噂があるそうな)。そして、最初にアジアの数カ国から制限の解除が行われ、台湾はそこに入るだろう、と。

今は日本で14日の隔離、台湾でも14日の隔離で、合わせると1ヶ月が消えてしまうので、6月の娘氏の帰国に親は付き添わない予定。

小学校1年生から、1人で飛行機に乗って日本と台湾を行き来してきた娘氏ですが、ちょっとおまぬけなところがあるので、いつになっても心配です。

台湾は今週から完全に梅雨入りの空模様。

昨日は期末テストを追えた娘氏と二人でご飯。珍しく二人でゆっくり話しました。

帰国前にできることの、学測、学内成績のどちらも終え、泣いても笑っても変更が効かないので、あと数週はTOEFLに集中してくれるといいなと思います。

オット氏(父親)は、このところ感情の起伏が激しいです。みんなそれぞれに、いろんなことを考える22日になるでしょう。

私はというと、受験可能性のある学校の前年度の募集要項とにらめっこ継続中。英文のものにも日本語訳をつけるように、っていう罠もたまにあって老眼には辛い。なかなか時間がかかっています。

2020/05/19

25日前

今日は5月20日、台湾では総統の就任演説がありました。

ニュースを見ていると、台湾は世界(の一部)からコロナ制圧に対する賞賛を受け、アメリカの支持を受け、最近は注目を受ける機会が増えているようですね。

そんな中での就任演説。一国二制度を改めて否定。

今後の台湾はどうなるんでしょう。今日は全国的にどんより雨模様、この空模様が将来の見えない不安を物語っているかのよう。

中国が台湾を武力統一するのではないかという噂がネットでたち始めたのはいつだったか。その具体的な時期を言及をするものもあったりして。

そんな中、今日同僚と、もし中国が武力統一してきたら台湾ドルはどうなるのか、なんていう話をしていて。台湾はその昔、日本に統治され、中華民国に接収され、ひどいインフレが起こり、1949年の貨幣改革で旧台湾ドル→新台湾ドルが、40,000→1になったことがあるんだよ、と。

私は40数年生きてきて、そういう場面に出会ったことがないので、自分の資産が、貨幣が紙切れになるということを経験したことがないんだけど、まさかの???

外貨で持つか、金の延べ棒で持つか、そういう事も考えなくてはならないのかも。

で、娘氏。

今日は期末テスト二日目。なんとか今回のテストで良い結果を出してほしい。

学測の結果がいまいちで、高校の成績もこれまでは全く振るわず(中の中)、アピールポイントが見つからないことに、母は焦っております。

国立理系を志望して、果たして入れる大学があるのか??

昨日、必要になるかもしれないということで、在留証明書を申請に行きました(一部NTD330)。しかし、申請先の名称が必要(○○大学)ということで。

出願先決まってないんだけど…と言ったら、出直してくださいと、返されました(苦笑)

現時点で、親の脳内で出願の可能性がある大学をリストアップし見てみたところ、在留証明書が必要なところはありませんでした。取り越し苦労か。

在留証明書に親子の名前を併記する場合(子供が出願に使うので、併記されてないといけない、たぶん)、親子共々のパスポートが必要です。つまり、子供が日本に出国する前に申請しなくてはなりませんので、これは要注意。

日本に行って出願先決めてから、在留証明書が必要だった~とかいうことになったら、多分戻ってこないと行けないから。

そんなこんなで、あと25日。

2020/05/16

28日前

今日明日と、台湾は高校ジュケンのテスト(會考)が行われています。

娘氏にとって、あれはもう3年前になるのかと感慨深い。

今年はコロナの関係で、テスト会場はクーラーをつけるけれど、換気をよくするために、窓と入口のドアを開放して行われるとか。ちなみに本日の最高気温は33度。クーラーに近い子と、窓に近い子で、大きな差がでないといいけれど。みんな、がんばれ。

そして3年前は、テストから卒業式前の空白の期間に、娘氏と一緒に8日間くらいかけて、イギリス・フランスを旅してきたんだっけ。

今台湾では、学生と教職員は7月15日まで出国禁止となっているので、今年の学生はどこにもいけないのね。。。

台湾のコロナ状況はというと、今日も新規感染者はゼロ。国内は34日連続ゼロだそうな。(海外からの帰国者はポツポツ出ているが、それも少ない)

今日のニュースでは、10月に国境開放っていうの?今の鎖国状態を取りやめて、海外からも人が入れるようにするらしい。つまり、観光ができるようになる、と。でもこれはあくまで計画であって、その時の国際状況がどうなっているか。。。

台湾は9月始業。今現在は、台湾国籍と居留証を持っている人しか入国ができないようになっているんだけれど、今年の9月入学で台湾の学校へ進学を考えていた人はどうなるんだろうか?

台湾だけではなく、世界各国で、同様の境遇にいる人は、気の休まらない毎日が続きそうですね。娘氏の同級生で、イギリスやオランダ、ドイツの大学へ進む予定の子がいるんだけれど、彼・彼女たちも無事に行けるのかな。みんな本当に頑張っていたから、みんなが無事に予定通りとなるように、願うばかり。

さて、残り4週間となりました。

今日は娘氏を連れて中医に。高校に入ってからニキビが治らず、残りの数週間で、漢方と針治療で少しでも良くなりますように。

来週は学校の期末テスト、週末にTOEIC、翌週末はTOEFLとテストが続きます。

大学の決まっている友達はもうだいぶリラックスした毎日を過ごしているようだけど、7月の指考を控えている子は今からラストスパート。

親の方はというと、受験をする可能性のある大学の昨年の募集要項をみながら、必要書類をそろえる作業を始めるところです。

こちらも不備のないようにしっかりしなくては。

2020/05/14

30日前

これから1ヶ月、来月高校を卒業する娘氏を、日本に送り出す日までのカウントダウンのメモを残します。

前は台湾写真記というタイトルでブログを書いていたけど、写真もあまり撮らなくなり、生活の変化もあったし、内容も個人のメモの要素が増えて、台湾と関係しないことも多くなっているので、タイトルを外しました。

6月の台湾→日本は、スカイスキャナーで出てくる内容と、実際に予約ができるものとに誤差あり。

こういう非常事態のときは、LCCじゃなくて確かな対応を期待できる旅行社を通して予約したほうが良さそう。または航空会社に直に予約を入れるか。

もともとEva airで予約を入れていましたが、お金を払う前にEvaが6月末まで日本へのフライトは中止になったと連絡があり、China airに変更。その後、予約の上支払いもしていたフライトが本日キャンセルに。むむ・・・

というわけで再度別便を予約。無事にいけるかしら・・・

今日から、キコクセイでの大学ジュケンをするために日本へ行く娘を見送るにあたって、この1ヶ月であたふたするであろう家族の様子を記録したいと思います。見送って終わりじゃないけど。

まぁ、キコクセイとしてのジュケンは、駐在さんの子女や、今は単身留学という人もいるのでしょうが、こういう所謂スペック高めの人たちに用意されている特別ルート、という感じがしないでもありませんが、聞いてみるとハーフも一定数いるようです。

しかし、ジュケンが多様化した現在、IBやナントカオリンピックの受賞を手にしてのジュケンをする人も多いようで(このように先を見据えて前もって準備をしておけば、国内にせよ海外にせよ、進学にはだいぶ有利になるような気がしますね)。

我が家の場合、なんの対策もせずごくごく普通に高校生をしてきて、日本の大学へ行くのを決めたのが、高校三年(実はつい最近)と遅かったので、有利になりそうなもの、ハクの付きそうなもの、は特にないのが残念です。もう神頼みの域。

キコクセイでのジュケンを念頭においてから、これまでやったことを。

・日本のキコクセイ専門のコースがある塾への問い合わせ、説明会参加、面談。(大手3社とも行きました)

2019年の12月から1月にかけて、つまり、コロナの前の時期に行いました。交通費はかかりますが、実際に説明会に行ったり、予約をして面談をしてもらったりするといいでしょう。もっと早くに決めているなら、長期休みの間に塾の開催する様々なコースに参加するのもいいでしょうね。どれも難しければ、資料の取り寄せを。

面談や説明会を通してかなりイメージが湧くようになりますし、その時点から卒業(帰国)までの間の計画も立てやすくなると思います。

・受けておかなければならないテストと、そのスコアアップに尽力する

大学によりますが、現地「統一試験」のスコア提出を求めているところがあります。

アメリカであればSATとTOEFLなのでしょうか。台湾だと大学入試テストにあたる学測(指考)とTOEFLのようです。台湾では大学受験に学測と指考の2回ありますが、「統一テストのスコア提出必須」の大学で、どちらのスコアを採用しているかは大学によって異なるようなので、出願する可能性のある大学に直接問い合わせをするのがよろしいかと。もしこれらのスコアなしに日本へ行くとなると、選択肢が狭まる印象。

とはいえ、学校によって提出書類が全く異なるので、受験する予定の大学の募集要項とにらめっこが必要。

あとは万一計画が没に、またはジュケンが全滅だったときのことも考えておいたほうがいいかしら。うちは日本で本人が納得するところに入れなかったら、来年台湾に戻って浪人生として再受験をする予定。それを見越して、時間なりお金なりもバックアップできるように親も準備です。そうならないといいけど!


コロナのせいで、親の私も自由な行き来ができなくなるし、娘氏も一度日本に行ったらジュケンを全て終えるまでは戻ってこれないでしょう。既にそんなに濃密な関係ではないけれど、一緒に過ごす時間はあと1ヶ月。なるべく穏やかに和やかに、毎日笑顔で接したいと思います。

2020/05/12

エイゴとかカジとかショーライとか

うちの娘氏が英語の家庭教師に通うようになって、1年と少しが経ちました。
 
NZ人で50代くらいの、カテキョー歴がかなり長い先生。
 
台湾ではバイリンガル幼稚園が主流で、小学校に上がってからも塾で引き続き英語を勉強する子が多いです。なので、娘氏も幼稚園から英語に接しておりました。
 
こちらで通常学生に求められる英語資格としては、中学時代に(台湾版)英検初級、高校では英検中級となっています。
 
で、うちの娘氏。幼稚園~小学校の塾で和気あいあいと楽しく学んだ英語の貯金があり、中学までは英語は並の並でしたが、高校に入ってニガテイシキが湧き上がり、高一の終わりくらいに成績が伸び悩みます。貯金がここで底をつきたようです。幼い頃に身につけたものと、学校で点が取れるのは違う英語だったのかもしれません。
 
高二になって、いよいよまずいということで、英語塾をいくつも見に行くもどれもいまいち。そんな時、英語のすごくできる同級生(←TOEIC880くらい)の家庭教師を紹介してもらいました。本当にラッキーでした。
 
で、英語がどのくらい伸びたかというと、わかりやすくTOEICで。
 
2018/08  575 (高一)
2019/01 ←家庭教師スタート 
2019/08  730 (高二)
2020/03  790 (高三)
 
非英語圏にしては、けっこう頑張ってるかと。(上には上がいるけれど)
 
というわけで、引き続き週一で英語に通っています。
 
で、先日の授業、昼前11時。まだ授業中の娘氏から連絡が。
 
「先生のマンションで火事おきたみたい」
 
どゆこと!?
 
「扉開けたら煙臭いんだけど、先生と階段で下におりてみる」
 
全く状況がわからないまま現場に向かうと、消防車、はしご車、救急車が10台かそれ以上、マンションの周りをぐるり囲っています。1Fのエントランスからは薄く煙も上がっています。マンションの周りは人の山。
 
先生の部屋は20Fでしたが、時々運動不足解消のため非常階段を使っていたので、非常階段→出口のルートをわかっていたそうで、娘氏は先生と一緒に無事に脱出。
 
消防隊の努力の甲斐あり、負傷者や死者はなく、B1駐車場の車とバイクを焼いただけだった、ということで、事なきをえました。ほっ。
 
マンションの前で消防隊がホワイトボードに書いていたまとめを見ながら、英語の先生に英語で状況を説明する娘氏。頼もしいじゃないか!!!心の中で拍手を送りました。
 
にしても、最近いろんなオカシナことが起きます。
 
・ オット氏と車で高速道路を走っていたら、すぐ前方を走っていたバンの屋根に括りつけられていたアルミのハシゴがルーフから落ちて、危うくぶつかりそうになる。危機一髪・・・
・ 娘氏、夜21時過ぎ、学校帰りの地下鉄で、30代くらいの男の人に付きまとわれる。
・ 朝、犬の散歩をしていたら、空を飛ぶ鳥のフンを真っ白のニットに浴びる。どんな確率・・・
 
さて、台湾は1月に大学入試の統一テストみたいなもの(学測)がありました。大学ジュケンについてはメモをまとめなかったけれど、忘れないために書き残しておきます。ちなみに、再来年から入試が変わるらしい。台湾の大学ジュケンも熾烈です。
 
1月のテストは、確か範囲が高2までだったかな。国語(作文含む)、数学、英語(記述あり、リスニングも別にあり)、社会、自然(生物、物理、科学、地学すべて含む)、5教科ですが、選択で4教科受験もOK。どこの学部を狙っているか、そこで採用される科目がどれかによって取捨選択をします。5教科受ける子も、4教科の子も、どっちもいます。
 
2月に成績発表があり、その点数で個人申請を行います。日本のセンターは、自己採点でもはっきりとした点数を出せると思いますが、台湾は得点数から級分という数字が出る(0-15)のでその級分を見ながら、昨年の実績を参考にしつつ、6箇所の(大学)学部に申請を出します。学部によって、目安になる最低ライン点があるので、成績発表されてからはひたすら数字とにらめっこ。
 
とはいえ、級分の分析サイトも多くあり、この点数分布ならどこが狙えるでしょう!っていう情報も取りやすいです。それプラス学校の先輩の実績、二次通過の可能性などを見ながら申請を出します。

日本は私立をジュケンしてからの国立ですが、こちらでは国立私立は一度に申請をだします。つまり、学測で申請する6箇所のうち、全部国立でも全部私立でも、半々でもいい。ただ、学校によって、1人あたりの申請学部数を制限しているところもあるので、一つの学校の6つの学部に申請する、ということはできない模様。ジュケンには勿論費用がかかりますし、申請にも費用はかかりますが、日本ほどびっくりな額にはなりません。
 
6箇所の申請に対し、平均的な一次通過は3-4つくらいだそう。募集人数に対する一次通過人数は約三倍。大学学部学科は数多あるけれど、競争率は高そうです。一次通過の発表が出たら、今度は二次向けの審査資料(自己PR、その他諸々)を提出したり、面接或いは二次試験の準備をしたり。二次の審査内容は、学部学科によって全く違うので、これも予め研究しなくてはいけません。

しかも、娘氏談では、学生が申請した6箇所は透明になっているらしく、学校側で他にどこの何学部に申請しているかをわかっているらしい。不思議な仕組みです。
 
そんな荒波を乗り越え、5月初頃からぽつりぽつりと二次の合否が出てきて、今に至ります。優秀な子は二次で複数の学校から合格をもらうので、最終的に一つに絞って、Fixとなります。

で、この学測で本命に至らなかった子、どこも受からなかった子はどうなるのか?その子達は、7月の指考に臨みます。このテストは学測よりもだいぶ範囲が広く準備がかなり大変だとか。それでも志望大学に届かなかった子は、浪人して来年再受験。
 
ジュケンは本当に大変ですね。長丁場。
 
ちなみに、塾に行ってる子、家庭教師をつけている子、様々いますが、色々聞いてみると、高雄の家庭教師の相場は高1がNTD600/H、高2がNTD700/H、高3がNTD800/H。科目毎に家庭教師をつけるので、かなりハードにやってる子は、それなりの額になるとか。

で、うちの娘氏は?彼女は検討に検討を重ねた結果、日本への進学を希望ということで、卒業後は日本に行ってキコクセイの試験を受ける予定。今、ショーライは日本に向かっているのです。親は応援するのみ。こちらも大変そうだけど!

2020/04/24

ころな続

台湾のコロナ対策にほころびが。
 
こちらでは先週末、パラオでの演習から戻った海軍兵24人に感染者が出ました(しかも24人中18人は無症状)。更に+3+1+1で29人に。←海軍兵関係者トータル、いまここ
 
この演習には計三隻の艦隊が出ていて、うち一隻に337名が乗船(恐らくこの船に集中)。関連する全ての人数は774名とのこと。
 
台湾を3月5日に出航。3月12日から15日までパラオに停泊。台湾に戻ったのが4月9日で、下船したのが4月15日。パラオを出て台湾で下船するまで一ヶ月。(この間に極秘任務を遂行していたとかで、スケジュールの詳細は明かされず)
 
一体どこで感染したの?潜伏期間は?
 
体調不良者(3人)が出て感染が発覚するのが4月18日。そして検査拡大で計24人の感染がわかったのが19日。そして更に3人、追加で1人+1人の感染で、現在4月23日時点で計29人。(台湾全体としては感染者427名、死亡6名、回復236名)
 
で、海軍兵さん。下船後の4月16日、17日と、みなさん各地を自由に動き回っていたわけです。これが原因で市中でプチパニックを引き起こしています。
 
特にこの船は、高雄左営での下船となったのですが、ここからみなさん各地に散っていったわけですね。久々の上陸、体調も悪くない。友達に会おう、家族に会おう、彼女に会おう。それはわかる。だってみんな20代くらいの血気盛んな若者たち。ふつうのこと。
 
好きで感染したわけじゃないし、そもそも感染している自覚がない。(とはいえ実際には体調不良の人が中にいたわけだが、無症状が多い。)
 
でもね、この影響は大きい。
 
航行中に発熱や体調不良の人が出ていたのに検査なしで解散。国内ではこんなに厳戒態勢が敷かれているのに、空港でも厳しく取り締まっているのに、なんだこの落差は。

各国で船内感染が起きているという事例を見ていて、なぜ乗船前、下船前に、テストを行わなかったのか。責任はどこにあるのかと、ニュースはすごくにぎやか。大変。
 
他国からは比較的感染をコントロールできていると見られていた台湾、人々は学校も会社もジムも習い事も、普通に続けることができていますが、不景気の波が押し寄せています。生活していて感じるレベルで。ホテルもリストラや減給を行い、続々とランチパックや夕食用の弁当や惣菜の店頭販売などを初めています。
 
そんな中の今回の集団感染。彼らが立ち寄った場所は公にされました。こんな風に。多い!

 
同時刻に1キロ以内にいた人には「体調管理するように」なショートメールが送られてきました。なんと、その数20万人という話。多すぎる。。。だって、ポイントがこんなにあるんだものね。。。
 
で、私も受け取りました。オット氏も受け取りました。会社の同僚でも受信者複数。

 
立ち寄ったとされた場所は全て営業停止で消毒作業だそうです。多分補償とかはない。
 
全ては、海軍が、その上の国防部が(更には政府が)下船時の対応を慎重に行っていたら防げたであろうこのパニック。いったい上の人達は何を考えてるのよ?

海軍兵の集団感染が発覚してからは政治的な対立があからさまで、ニュースをみるのも嫌になるほど。ちなみに高雄市長は、市民から集まった罷免署名で市長でいられるかどうか微妙なところでもあり。政治で国民の安全が左右されるって、どういう理屈なんでしょう。でも、ニュースを見てると、どこの国でも多かれ少なかれ、あるのかな。。。

というわけで、海軍兵の集団感染が市中感染を引き起こしたかどうかは、月末を目処にはっきりするでしょうから、引き続き気を引き締めて、気をつけて過ごしたいと思います。

日本のことも心配だけど、台湾国内の混乱、中国との関係、経済、お仕事、心配事がつきなくていやになっちゃうわ。

2020/04/07

ころな

4月になりました。

台湾のコロナ対策に称賛の声が出ているそうですが、私の周りには有事への意識が高い人が多く、国民の意識がそもそも高いのではないか、と思う今日このごろ。

しかし、海外渡航禁止の中、時間とお金のありあまる人々が、先週末の4連休で国内の観光地に集まりすぎて大変でした。あれ?危機感どこいった?

連休明けの昨日、政府から国内11の観光地に行った人は、市中感染のリスクがあるので自己管理をするように、とおふれが出ました。早い!

そして会社につくやいなや、人事担当から「連休中に政府指定の11の観光地に行った人はいますか、いたら上司に申し出るように!」と。

該当する人は、自分で休みを申請して自宅待機または在宅勤務に切り替えるように、という圧。自分と家族と会社と、身の回りの人を守るために自粛はして当たり前!具合が少しでも悪かったら病欠取るべし!という空気がすごいです。

4月3日からは公共交通機関(地下鉄含む)乗車にマスクが必須となりました。違反の罰金が3000元~1万5000元(約1万円~5万円)だそうです。

タクシー乗車では、マスクをつけていないお客さんを乗車拒否できるようにもなったそう。

こちらはとにかく、マスク!マスク!マスク!!!次いで、消毒!消毒!消毒!!!

高雄では、一部の地下鉄駅の改札が完全片側通行になり、サーモグラフィーカメラも設置され、取り締まりがますます厳しくなっています。熱があったら、躊躇なく家で休みましょう。

あと、マスクのポイ捨ては最高6000元の罰金。1万6000円くらい。マスクは一枚5元なので、1200倍の罰金。ひゃ~。

台湾は早くからいろんな対策を行ってますね。と、日本の人からよく言われますが、本当に、えぇ、対策は次から次に出て、規則や罰金も次から次に。

台湾国内はコロナを抑えている、とは言っても、株価が持ちこたえてきてるように見える、とは言っても、蓋を開けてみれば貿易系の会社は多いでしょうから、経済的な大変さの底なし沼はこれからかなぁ。他国は今現在既にもっと大変ですよね。ため息が止まらない。とにかく家のローンが終わっていてよかった。

で、コロナの話に戻って、と。

今日のニュースでは、台湾では通常(平日の)検査数が800-900人なのが、連休明けの昨日は1800人以上となったそうで、コロナ指揮センターは懸念、危惧、憂慮の波にもまれているようです。

現在台湾全土で、指定検査機構は、北部16、中部7、南部10、東部1。この4エリア合わせて一日当たり最大3800件の検査が可能とのこと。

また、本日時点での利用可能病床は2142床(2万1000床まで引き上げ可能)、使用可能呼吸器は1300台(3000台を目標に整備中)。

本日4月7日時点での感染者は、昨日比+3人、計376人。死亡者数は5人。感染源を追えているので、コントロールができている、という印象です。政府頑張っています。ひしひしとその頑張りが伝わります。情報もかなりスピーディーに公開してくれるので、安心感は大きいです。

ソーシャルディタンスを保って過ごしていきましょう。きっとこれくらいの距離をとったら大丈夫。



2020/03/24

雑感

本日3月25日の時点で、台湾は前日比+20人、感染者は計215人となりました。(178人が海外からの帰国者や外国人、37人が国内での感染)死亡は2人、治癒者29人。
 
このところ、毎日二桁増となっています。
 
3/19から外国人の入国を制限しているのと、7/15までは高校生以下の学生と教職員の海外渡航禁止。そして今日から桃園空港でのトランジットが禁止となりました(~4/7まで)。
 
ほぼ鎖国状態に突入です。これから4月にかけての感染者数の増減に注目したいと思います。
 
感染者がどっと増えた先週の金曜日、スーパーからトイレットペーパーや缶詰、即席麺が消えましたが、それも一過性のことで、すぐに補充されました。
 
週末は実家に戻っていましたが、どうやら街中よりも郊外だ!と思う人が多いらしく、週末は郊外に人がばらけます。
 
学校は通常通り、ジムも入り口で体温チェックがありますが、エアロビやヨガのクラスなども、中止にはなっていません。初動対応に力を入れていたことと、感染源の特定や感染者の足取りをかなり透明にしていることもあってか、市民は日常を過ごせています。
 
6月に日本に帰国を予定しているのでフライトを見てみましたが、高雄の空港は事実上封鎖なのか、現状国際線は全てキャンセル。桃園もキャンセルが多いですが、一部動いています。果たして3ヶ月後、どうなってるか?
 
で、多くの人がコロナで神経をすり減らす中、となりの大国の軍の船やら飛行機やらが、怪しい動きをしているらしいのです。まさかのブリョクトウイツなるものが迫ってきているのだろうか?
 
コロナも心配なんですけどね、そっちの方も結構心配してたりなんかしちゃってます。
 
でもこんな話題、誰とも話せないので。来る将来何がどんなふうになるか、環境も、暮らしも、全てにおいて、何が起こっても柔軟に対応できるように、日々ストレッチを欠かさずに過ごしたいと思います。

なにはともあれ、今日を健やかに過ごせることに感謝しよう。

2020/03/17

雑感

旧正月から徐々に大問題になってきた新型肺炎とか、選挙のこととか、ジュケンのこととか、書き記しておかなくては、と思うことが多々あったのですが、時に流されて気づけば3月半ば。

外から見ると台湾の対策が好評なようですが、中から見た雑感を書き残しておこうかな。

遡ること1月。受験のためのテストが中旬にあって、その数日後に日本に行っていました。

1月下旬頃には、中国で新型肺炎が流行りはじめてやばいらしい、という話題が台湾のネットでもだいぶ多く見られ、特に娘氏くらいの、学生世代はかなり敏感に、各方面からの情報を見て聞いてシェアしていた、という印象。(こっちではPPTの他に、D Cardという大学生中心の掲示板が多く使われてます)

日本にいる間、娘氏が、この肺炎はやばそうだ、としきりに言っていましたが、平和ボケで実感がなかったのは母の私の方で。上野でマスクを大量買いしている中国人観光客らしき人を見て、ぼんやりと、マスクか~なんて思ったり。まさか台湾に戻ってからマスクが全然手に入らないとは、このときには思いもよらず。

台湾に帰国後、ネットでマスクを買うも商品は届かず。そのうちに販売禁止(輸出も禁止)、2月6日から実名制が始まりました。7日につき2枚、健康保険カードで購入できる、というもの。3月6日からは、7日につき3枚の購入となり、3月12日からはAPPを使ってネット購入ができるようになりました。

で、旧正月から手に入らなくなったマスクですが、我が家はありがたいことに、数人の台湾の友達にマスクは足りてる?って声をかけてもらい、家に余分に備蓄が有るからといって、分けてくれる人もいて、マスクには困ることなく今まで過ごせています。感謝感激。持つべきものは本当に困った時に助けの手を差し出してくれる友達。

ちなみに健康保険カードにはICチップが入っていて、海外渡航歴とも紐付いています。

台湾は、海外から入境の人について、どこの国から来たかによって、自宅隔離、自宅検疫、自己健康管理、と三段階に分かれた規制がしかれ、レベルによっては期間(14日間以内)に勝手に出歩いたりしたら罰金とかもあって、取り締まりもかなり厳しくしています。

感染したら入境以降の行動歴も公表されているようだし、悪質な人には公開処刑かというほどに、職場や名前も晒されたりするので、いやはや。

さて、本日3月17日時点で、台湾での感染者数は67人。ここ数日の感染者は、海外旅行から戻ってきた人がほとんどで、こんな時期に旅行だなんてナニゴトだ、非常識だ、とバッシングの嵐が吹き荒れています。

更に、高校生以下の学生と教師は今学期の学期末まで海外渡航禁止、なる令も出ました。

昨日感染が発覚した8人のうち、2人が南部の人で、トルコのツアーから帰ってきた人でしたが、今朝会社につくと、早速ざわついていました。その2人がどこのエリアに住んで、どの病院に行って、どの店に立ち寄ったか、あっという間に広まっていました。すごい。君等は探偵か!と思うほど。

市民の意識は非常に高くアンテナもすごい。きっとそれは、国の規模も関係しているのでしょう。ちゃんとやらないと国が潰れる、みたいな意識を持ってる人が多いように思います。小さいからね。

で、私が働く会社の入っているビルは、旧正月明けから、入り口には消毒を常備、出入りする人は必ずマスク着用。昨日からは入り口にサーモセンサー登場。空港か!


古いビルでセントラル空調なこと、また、入っている企業数も多く来客等の出入りも多いので、ビルの管理会社がかなり用心しているようです。

一日も早く沈静化しますように。

2020/01/10

2020

義父が亡くなって1年になりました。
 
思い起こせば8年前に義父が倒れたのをきっかけに、後妻さんとの争い、家族間のいざこざ、介護、義母の認知症、いろんな荒波が次から次に押し寄せてきて、大変な日々でした。
 
去年の1月、旧正月前に慌ただしくも、しかし私達なりに誠意を込めて義父を見送りました。
 
老人ホームを転々とし、最後の2年間は完全経鼻栄養で、口から食べるということもできず、意識はあるものの寝たきりになり、義父本人は相当辛かっただろうなと思います。
 
義父が倒れてからの7年間、ずっとホームにお世話になったわけですが、支出の合計は約300万元。一年で42.8万元、一月で3.57万元。
 
ホームの費用としては3万弱/月かかっていましたが、平たくすると3.57万元/月だったのか~・・・ふむ
 
行政院主計總處の調査によると、2018年の国民の年間所得平均は65.58万元ということで、月換算だと5.47万元になりますが、これは統計の妙で確実に一部の高所得者によって、上に引き上げられたんじゃないかと思うんですけど。。。何が言いたいかというと、月収5.47万から3.57万を出すのは難しくなさそうだけど、実際ボリューム層は月収3.5~4万くらいが多いのが実情じゃないかと思い、そうなると、ねぇ。少子化にもなるよなぁ。
 
どんな老後になるかにもよりますが、お金はけっこうかかるものね、っていう話。
 
いや、違うか。義父さん、今週末に一周忌のお参りに行くから待っててね、が正しかった。
 
で、台湾は今週末、総統選挙です。どうなるか。

私が台湾に来たのが2000年。それまでは国民党が台湾の長として国を治めていましたが、民進党の陳水扁が総統になった年でした。あれから20年、良くも悪くもこの国は大きく変わりました。これからまたどんなふうに変わっていくのか・・・