いろんな台湾 いろんな風景
台湾生活を写真で記録

2020/05/26

18日前

5月も最後の週になりました。

先週末はTOEICを受けて、今週は週末のTOEFLに向けて引き続き勉強をしています。勿論娘氏が。

母は頑張れ頑張れと旗を振り、本人もそれなりに勉強していたのに、期末テストは振るわずだったそう。ガーン。

もう学校の成績ではリカバーできません。過ぎてしまったものは仕方がないけど、もっと一つ一つ、ちゃんとやっていたら後悔なんてしなかっただろうにと、ため息が止まらないのは親だけで、本人はなぜかポジティブ。母はメンタル豆腐ですが、娘氏は違うのね。

今週からやっと推薦状に着手です。間に合うのかしら。

日本では緊急事態宣言が解除されましたが、私の関心は全人代の香港安全法ですかねぇ。

台湾の現総統は、(香港の人に)必要な援助を提供する、と言ったようですが、中国で香港安全法が通ると、台湾側からは香港は中国とみなされ、これまでのような行き来はできなくなる可能性があるらしく、台湾に住む香港人も不安を抱えているらしいとか。(ここ数年香港からの移住者が増えています。年々増加傾向。去年は約1.1万人の香港&マカオの人が台湾に移住したらしい)

そして、香港がこんなにあっさり一国二制度を骨抜きにされてしまうとしたら、そもそも台湾に一国二制度はありえんよ、って言ってるようなもんでしょ。

政治のことはよくわからないけど、香港に住んでる人は本当に大変だと思うけど(特に学生)、台湾の行末はどうなるのか。。。

別に取って食われるわけじゃないけど、平穏な生活が政治的な圧力で一変するかもしれない不安は、ちょっと気持ちが悪いのね。

2020/05/22

22日前

昨日友人から、日本の入国制限緩和の見込み、早ければ7月からという話を聞きました(真偽は定かではないけれど、そんな噂があるそうな)。そして、最初にアジアの数カ国から制限の解除が行われ、台湾はそこに入るだろう、と。

今は日本で14日の隔離、台湾でも14日の隔離で、合わせると1ヶ月が消えてしまうので、6月の娘氏の帰国に親は付き添わない予定。

小学校1年生から、1人で飛行機に乗って日本と台湾を行き来してきた娘氏ですが、ちょっとおまぬけなところがあるので、いつになっても心配です。

台湾は今週から完全に梅雨入りの空模様。

昨日は期末テストを追えた娘氏と二人でご飯。珍しく二人でゆっくり話しました。

帰国前にできることの、学測、学内成績のどちらも終え、泣いても笑っても変更が効かないので、あと数週はTOEFLに集中してくれるといいなと思います。

オット氏(父親)は、このところ感情の起伏が激しいです。みんなそれぞれに、いろんなことを考える22日になるでしょう。

私はというと、受験可能性のある学校の前年度の募集要項とにらめっこ継続中。英文のものにも日本語訳をつけるように、っていう罠もたまにあって老眼には辛い。なかなか時間がかかっています。

2020/05/19

25日前

今日は5月20日、台湾では総統の就任演説がありました。

ニュースを見ていると、台湾は世界(の一部)からコロナ制圧に対する賞賛を受け、アメリカの支持を受け、最近は注目を受ける機会が増えているようですね。

そんな中での就任演説。一国二制度を改めて否定。

今後の台湾はどうなるんでしょう。今日は全国的にどんより雨模様、この空模様が将来の見えない不安を物語っているかのよう。

中国が台湾を武力統一するのではないかという噂がネットでたち始めたのはいつだったか。その具体的な時期を言及をするものもあったりして。

そんな中、今日同僚と、もし中国が武力統一してきたら台湾ドルはどうなるのか、なんていう話をしていて。台湾はその昔、日本に統治され、中華民国に接収され、ひどいインフレが起こり、1949年の貨幣改革で旧台湾ドル→新台湾ドルが、40,000→1になったことがあるんだよ、と。

私は40数年生きてきて、そういう場面に出会ったことがないので、自分の資産が、貨幣が紙切れになるということを経験したことがないんだけど、まさかの???

外貨で持つか、金の延べ棒で持つか、そういう事も考えなくてはならないのかも。

で、娘氏。

今日は期末テスト二日目。なんとか今回のテストで良い結果を出してほしい。

学測の結果がいまいちで、高校の成績もこれまでは全く振るわず(中の中)、アピールポイントが見つからないことに、母は焦っております。

国立理系を志望して、果たして入れる大学があるのか??

昨日、必要になるかもしれないということで、在留証明書を申請に行きました(一部NTD330)。しかし、申請先の名称が必要(○○大学)ということで。

出願先決まってないんだけど…と言ったら、出直してくださいと、返されました(苦笑)

現時点で、親の脳内で出願の可能性がある大学をリストアップし見てみたところ、在留証明書が必要なところはありませんでした。取り越し苦労か。

在留証明書に親子の名前を併記する場合(子供が出願に使うので、併記されてないといけない、たぶん)、親子共々のパスポートが必要です。つまり、子供が日本に出国する前に申請しなくてはなりませんので、これは要注意。

日本に行って出願先決めてから、在留証明書が必要だった~とかいうことになったら、多分戻ってこないと行けないから。

そんなこんなで、あと25日。

2020/05/16

28日前

今日明日と、台湾は高校ジュケンのテスト(會考)が行われています。

娘氏にとって、あれはもう3年前になるのかと感慨深い。

今年はコロナの関係で、テスト会場はクーラーをつけるけれど、換気をよくするために、窓と入口のドアを開放して行われるとか。ちなみに本日の最高気温は33度。クーラーに近い子と、窓に近い子で、大きな差がでないといいけれど。みんな、がんばれ。

そして3年前は、テストから卒業式前の空白の期間に、娘氏と一緒に8日間くらいかけて、イギリス・フランスを旅してきたんだっけ。

今台湾では、学生と教職員は7月15日まで出国禁止となっているので、今年の学生はどこにもいけないのね。。。

台湾のコロナ状況はというと、今日も新規感染者はゼロ。国内は34日連続ゼロだそうな。(海外からの帰国者はポツポツ出ているが、それも少ない)

今日のニュースでは、10月に国境開放っていうの?今の鎖国状態を取りやめて、海外からも人が入れるようにするらしい。つまり、観光ができるようになる、と。でもこれはあくまで計画であって、その時の国際状況がどうなっているか。。。

台湾は9月始業。今現在は、台湾国籍と居留証を持っている人しか入国ができないようになっているんだけれど、今年の9月入学で台湾の学校へ進学を考えていた人はどうなるんだろうか?

台湾だけではなく、世界各国で、同様の境遇にいる人は、気の休まらない毎日が続きそうですね。娘氏の同級生で、イギリスやオランダ、ドイツの大学へ進む予定の子がいるんだけれど、彼・彼女たちも無事に行けるのかな。みんな本当に頑張っていたから、みんなが無事に予定通りとなるように、願うばかり。

さて、残り4週間となりました。

今日は娘氏を連れて中医に。高校に入ってからニキビが治らず、残りの数週間で、漢方と針治療で少しでも良くなりますように。

来週は学校の期末テスト、週末にTOEIC、翌週末はTOEFLとテストが続きます。

大学の決まっている友達はもうだいぶリラックスした毎日を過ごしているようだけど、7月の指考を控えている子は今からラストスパート。

親の方はというと、受験をする可能性のある大学の昨年の募集要項をみながら、必要書類をそろえる作業を始めるところです。

こちらも不備のないようにしっかりしなくては。

2020/05/14

30日前

これから1ヶ月、来月高校を卒業する娘氏を、日本に送り出す日までのカウントダウンのメモを残します。

前は台湾写真記というタイトルでブログを書いていたけど、写真もあまり撮らなくなり、生活の変化もあったし、内容も個人のメモの要素が増えて、台湾と関係しないことも多くなっているので、タイトルを外しました。

6月の台湾→日本は、スカイスキャナーで出てくる内容と、実際に予約ができるものとに誤差あり。

こういう非常事態のときは、LCCじゃなくて確かな対応を期待できる旅行社を通して予約したほうが良さそう。または航空会社に直に予約を入れるか。

もともとEva airで予約を入れていましたが、お金を払う前にEvaが6月末まで日本へのフライトは中止になったと連絡があり、China airに変更。その後、予約の上支払いもしていたフライトが本日キャンセルに。むむ・・・

というわけで再度別便を予約。無事にいけるかしら・・・

今日から、キコクセイでの大学ジュケンをするために日本へ行く娘を見送るにあたって、この1ヶ月であたふたするであろう家族の様子を記録したいと思います。見送って終わりじゃないけど。

まぁ、キコクセイとしてのジュケンは、駐在さんの子女や、今は単身留学という人もいるのでしょうが、こういう所謂スペック高めの人たちに用意されている特別ルート、という感じがしないでもありませんが、聞いてみるとハーフも一定数いるようです。

しかし、ジュケンが多様化した現在、IBやナントカオリンピックの受賞を手にしてのジュケンをする人も多いようで(このように先を見据えて前もって準備をしておけば、国内にせよ海外にせよ、進学にはだいぶ有利になるような気がしますね)。

我が家の場合、なんの対策もせずごくごく普通に高校生をしてきて、日本の大学へ行くのを決めたのが、高校三年(実はつい最近)と遅かったので、有利になりそうなもの、ハクの付きそうなもの、は特にないのが残念です。もう神頼みの域。

キコクセイでのジュケンを念頭においてから、これまでやったことを。

・日本のキコクセイ専門のコースがある塾への問い合わせ、説明会参加、面談。(大手3社とも行きました)

2019年の12月から1月にかけて、つまり、コロナの前の時期に行いました。交通費はかかりますが、実際に説明会に行ったり、予約をして面談をしてもらったりするといいでしょう。もっと早くに決めているなら、長期休みの間に塾の開催する様々なコースに参加するのもいいでしょうね。どれも難しければ、資料の取り寄せを。

面談や説明会を通してかなりイメージが湧くようになりますし、その時点から卒業(帰国)までの間の計画も立てやすくなると思います。

・受けておかなければならないテストと、そのスコアアップに尽力する

大学によりますが、現地「統一試験」のスコア提出を求めているところがあります。

アメリカであればSATとTOEFLなのでしょうか。台湾だと大学入試テストにあたる学測(指考)とTOEFLのようです。台湾では大学受験に学測と指考の2回ありますが、「統一テストのスコア提出必須」の大学で、どちらのスコアを採用しているかは大学によって異なるようなので、出願する可能性のある大学に直接問い合わせをするのがよろしいかと。もしこれらのスコアなしに日本へ行くとなると、選択肢が狭まる印象。

とはいえ、学校によって提出書類が全く異なるので、受験する予定の大学の募集要項とにらめっこが必要。

あとは万一計画が没に、またはジュケンが全滅だったときのことも考えておいたほうがいいかしら。うちは日本で本人が納得するところに入れなかったら、来年台湾に戻って浪人生として再受験をする予定。それを見越して、時間なりお金なりもバックアップできるように親も準備です。そうならないといいけど!


コロナのせいで、親の私も自由な行き来ができなくなるし、娘氏も一度日本に行ったらジュケンを全て終えるまでは戻ってこれないでしょう。既にそんなに濃密な関係ではないけれど、一緒に過ごす時間はあと1ヶ月。なるべく穏やかに和やかに、毎日笑顔で接したいと思います。

2020/05/12

エイゴとかカジとかショーライとか

うちの娘氏が英語の家庭教師に通うようになって、1年と少しが経ちました。
 
NZ人で50代くらいの、カテキョー歴がかなり長い先生。
 
台湾ではバイリンガル幼稚園が主流で、小学校に上がってからも塾で引き続き英語を勉強する子が多いです。なので、娘氏も幼稚園から英語に接しておりました。
 
こちらで通常学生に求められる英語資格としては、中学時代に(台湾版)英検初級、高校では英検中級となっています。
 
で、うちの娘氏。幼稚園~小学校の塾で和気あいあいと楽しく学んだ英語の貯金があり、中学までは英語は並の並でしたが、高校に入ってニガテイシキが湧き上がり、高一の終わりくらいに成績が伸び悩みます。貯金がここで底をつきたようです。幼い頃に身につけたものと、学校で点が取れるのは違う英語だったのかもしれません。
 
高二になって、いよいよまずいということで、英語塾をいくつも見に行くもどれもいまいち。そんな時、英語のすごくできる同級生(←TOEIC880くらい)の家庭教師を紹介してもらいました。本当にラッキーでした。
 
で、英語がどのくらい伸びたかというと、わかりやすくTOEICで。
 
2018/08  575 (高一)
2019/01 ←家庭教師スタート 
2019/08  730 (高二)
2020/03  790 (高三)
 
非英語圏にしては、けっこう頑張ってるかと。(上には上がいるけれど)
 
というわけで、引き続き週一で英語に通っています。
 
で、先日の授業、昼前11時。まだ授業中の娘氏から連絡が。
 
「先生のマンションで火事おきたみたい」
 
どゆこと!?
 
「扉開けたら煙臭いんだけど、先生と階段で下におりてみる」
 
全く状況がわからないまま現場に向かうと、消防車、はしご車、救急車が10台かそれ以上、マンションの周りをぐるり囲っています。1Fのエントランスからは薄く煙も上がっています。マンションの周りは人の山。
 
先生の部屋は20Fでしたが、時々運動不足解消のため非常階段を使っていたので、非常階段→出口のルートをわかっていたそうで、娘氏は先生と一緒に無事に脱出。
 
消防隊の努力の甲斐あり、負傷者や死者はなく、B1駐車場の車とバイクを焼いただけだった、ということで、事なきをえました。ほっ。
 
マンションの前で消防隊がホワイトボードに書いていたまとめを見ながら、英語の先生に英語で状況を説明する娘氏。頼もしいじゃないか!!!心の中で拍手を送りました。
 
にしても、最近いろんなオカシナことが起きます。
 
・ オット氏と車で高速道路を走っていたら、すぐ前方を走っていたバンの屋根に括りつけられていたアルミのハシゴがルーフから落ちて、危うくぶつかりそうになる。危機一髪・・・
・ 娘氏、夜21時過ぎ、学校帰りの地下鉄で、30代くらいの男の人に付きまとわれる。
・ 朝、犬の散歩をしていたら、空を飛ぶ鳥のフンを真っ白のニットに浴びる。どんな確率・・・
 
さて、台湾は1月に大学入試の統一テストみたいなもの(学測)がありました。大学ジュケンについてはメモをまとめなかったけれど、忘れないために書き残しておきます。ちなみに、再来年から入試が変わるらしい。台湾の大学ジュケンも熾烈です。
 
1月のテストは、確か範囲が高2までだったかな。国語(作文含む)、数学、英語(記述あり、リスニングも別にあり)、社会、自然(生物、物理、科学、地学すべて含む)、5教科ですが、選択で4教科受験もOK。どこの学部を狙っているか、そこで採用される科目がどれかによって取捨選択をします。5教科受ける子も、4教科の子も、どっちもいます。
 
2月に成績発表があり、その点数で個人申請を行います。日本のセンターは、自己採点でもはっきりとした点数を出せると思いますが、台湾は得点数から級分という数字が出る(0-15)のでその級分を見ながら、昨年の実績を参考にしつつ、6箇所の(大学)学部に申請を出します。学部によって、目安になる最低ライン点があるので、成績発表されてからはひたすら数字とにらめっこ。
 
とはいえ、級分の分析サイトも多くあり、この点数分布ならどこが狙えるでしょう!っていう情報も取りやすいです。それプラス学校の先輩の実績、二次通過の可能性などを見ながら申請を出します。

日本は私立をジュケンしてからの国立ですが、こちらでは国立私立は一度に申請をだします。つまり、学測で申請する6箇所のうち、全部国立でも全部私立でも、半々でもいい。ただ、学校によって、1人あたりの申請学部数を制限しているところもあるので、一つの学校の6つの学部に申請する、ということはできない模様。ジュケンには勿論費用がかかりますし、申請にも費用はかかりますが、日本ほどびっくりな額にはなりません。
 
6箇所の申請に対し、平均的な一次通過は3-4つくらいだそう。募集人数に対する一次通過人数は約三倍。大学学部学科は数多あるけれど、競争率は高そうです。一次通過の発表が出たら、今度は二次向けの審査資料(自己PR、その他諸々)を提出したり、面接或いは二次試験の準備をしたり。二次の審査内容は、学部学科によって全く違うので、これも予め研究しなくてはいけません。

しかも、娘氏談では、学生が申請した6箇所は透明になっているらしく、学校側で他にどこの何学部に申請しているかをわかっているらしい。不思議な仕組みです。
 
そんな荒波を乗り越え、5月初頃からぽつりぽつりと二次の合否が出てきて、今に至ります。優秀な子は二次で複数の学校から合格をもらうので、最終的に一つに絞って、Fixとなります。

で、この学測で本命に至らなかった子、どこも受からなかった子はどうなるのか?その子達は、7月の指考に臨みます。このテストは学測よりもだいぶ範囲が広く準備がかなり大変だとか。それでも志望大学に届かなかった子は、浪人して来年再受験。
 
ジュケンは本当に大変ですね。長丁場。
 
ちなみに、塾に行ってる子、家庭教師をつけている子、様々いますが、色々聞いてみると、高雄の家庭教師の相場は高1がNTD600/H、高2がNTD700/H、高3がNTD800/H。科目毎に家庭教師をつけるので、かなりハードにやってる子は、それなりの額になるとか。

で、うちの娘氏は?彼女は検討に検討を重ねた結果、日本への進学を希望ということで、卒業後は日本に行ってキコクセイの試験を受ける予定。今、ショーライは日本に向かっているのです。親は応援するのみ。こちらも大変そうだけど!