いろんな台湾 いろんな風景
台湾生活を写真で記録

2016/10/29

こやつ

おやつではありません。こやつ、です。忌まわしさを込めた!


まーひどいこってす。人災。

久々の更新がこんな内容とは遺憾ですが、これは記録しておかねばなりません。

約1年ぶりに義兄が高雄に来るということで連絡がありました。義母が倒れて手術をして、すったもんだいろいろあり、あれからまもなく4か月になろうかという頃、やっと現れました。

義兄の妻、子供たちは未だ姿を見せず。その辺はまぁいいんです。もう慣れっこですから。

義兄家族がどんなにか私たちに親を丸投げしてきたか、などという恨みつらみは一旦棚にしまおう。家族を見舞いに来るのは、何はともあれ喜ばしいことだ。そう自分に言い聞かせながら、こっちは家の中をフルに掃除して泊める準備をしていましたさ。

それがどうした。

高雄に着くなり旧友との飲み会に直行し(オット氏も同行)、私が迎えに行った夜10時には、こやつ、もう泥酔し意識が飛んでしまっていました。

オット氏はほぼシラフで義兄を介抱。店で豪快にゲロリした後、家までの約20分は悪態をつきながら大いびき。

駐車場に車を入れて、さて家に運ぼうと思ったら、こやつ、下半身麻痺かというほどに動かない。泥酔もここまでくると厄介でしかない。思い切って駐車場に朝まで放置すべきだったか。

やっとの思いでエレベーターに連れ込み、玄関の前まで運びましたさ。そしたらこやつ、玄関のエントランスで再びゲロリ。(゜△゜;)嘘だろ!

この晩は薑母鴨を食べていたので、嘔吐という形で地上に舞い降りたそれは、まるで臭く、まるで奇異な内臓ばかりで、それはそれは恐ろしいものでした。

娘ちゃんも応援に呼んで、なんとかこやつを布団に寝かせ、幸いに隣の家の人と鉢合わせすることなく玄関を大掃除。

この間、こやつは私たちの苦労も知らず、家が震えるような大きないびきをかいて大の字です。

そして翌朝、つまり今朝ですが、オット氏が見るからに寝不足なのでどうしたのかと聞いたら、こやつが粗相をしないか心配で1時間おきくらいで見に行っていた、と。

粗相!?(゜△゜;)

そういえば、うちに来るのは初めてではないにしろ、泊まるのは初めて。

なんと夜中の間に、台所のシンクでゲロリをし、うちのリビングダイニングの2か所に大きな水たまりを作ってやがった!!

人災で、災害申請をしたいくらいの衝撃でした。

そのゲロリやおねしょ的なものを、オット氏は(たぶん私に見つからないように)夜中片づけていた模様。

オット氏、出木杉君だよ。

しかし、その片づけは6割くらいの完成度だったため、起き抜け1時間かけて家の中をモップがけ4回。

ゲロリの主は、時計の針が10時を回ったころに顔を腫らしながら目を覚まし、見るからに二日酔い。

飲むのはいいが、吞まれちゃいかんよ。もう53歳です、彼。

風呂に入れ、豆乳を飲ませ、頭がハッキリした頃に、昨晩からの惨事を話して聞かせるも

「啊,是喔 (え、そうだったの)」

だけ。謝罪なし!!!ありえん!!!こやつ!!!大人失格!!!

でも同時に思いましたよね。こやつがオットじゃなくてよかった…、と。

それから寝ていないオット氏と二日酔いのこやつを乗せて、私がアッシーとなり、義母、義父のところに連れて行きましたさ。

私、ほんとにいい嫁すぎ。

そんな中、義兄嫁は何をしているのかというと、友達と日本旅行中だそうです。そして、義兄も明後日の飛行機で日本に行ってJoinすると。

キーーーーとなりそうな心を抑え抑え、もうね、誰も褒めてくれないから、いい嫁な自分を自分で褒めようと、明日は何か自分にご褒美でも買いたいと思いますよ。もちろんオット氏のカードで。

自分の限界はちゃんとわかった上で飲まにゃダメですね、人に迷惑をかけないように!

2016/10/02

映画を見てきた

10月になりました。

9月から娘ちゃんは中三になり、本格的に忙しそうで、週末も塾だったり勉強だったりで不在なので、すっかりつまらなくなってしまいました。

高校生になったら友達>家族になるでしょうし、大学は県外に行きたいと言っていて、子供だけどもう子供じゃないっていうか。一抹の寂しさなど感じたり。

週末はオット氏と二人。これからどうやって過ごすか…家にいずっぱりというのも息が詰まるので、何か対策を考えなくてはなりません。

今週末は、オット氏と二人で映画鑑賞なウイークエンド。

 

二本見て来ました。

①SULLY (中題:薩利機長 哈德遜奇蹟)

トムハンクス主演。ハドソン川の奇跡。1時間36分と、あっという間に見終わりました。私もそこそこ飛行機には乗っているので、視点はもろ乗客となり、助かった!と思ったときには、ちょっとこみ上げるものが。救助活動の連携が奇跡的に素晴らしかった。

事故調査委員会の取り調べや内容が興味深かったのと、当たり前すぎて忘れていましたが、私たちを安全に運んでくれる飛行機のパイロットさんへの感謝の念が沸き起こるものになりました。

エンドロールに本物のSULLY機長が出てきて、トムハンクスが結構似ていて、というか、助かった人たちの笑顔をみたら、とにかくほっこりして、よかったよかった、と、

飛行機に乗るのがなんら特別なことではなくなった今だからこそ、感じるものがあるのでしょうね。

②SNOWDEN (中題:神鬼駭客 史諾登)

これは見ごたえのある映画でした。Citizenfourは見ていませんし、Snowden氏のニュースは記憶の片隅ある程度で(私には全然関係のない遠い政界のことだと思っていた)。

まさに、サイモンシンの『暗号解読』の後に続く現代を見た感じで。ショッキングでした。

ぐーぐるやFBやその他いろいろなところから(私の持っているりんごさんも)情報はダダ漏れだ、的なことは前に聞いていましたが、映像で見ると突き刺さります。

こちらも映画の最後に本物のSnowden氏が出てきました。

映画の時間は2時間15分と長く、字幕の文字も見慣れない言葉が多く、結構頭を使い疲れましたよ。でも情報化社会で、誰もがネット、スマホ、タブレットを使っている今、見ておくべきでしょう!

さーて、今年も残り3か月。頑張ろう。