久々

3ヶ月ぶりになります。

5月からとんでもなく忙しかったんでした。
あぁこれは確実に時間泥棒がいるよな、って思うほどに。

何かを続けていくために、何かをやめなくちゃいけない時があるんでしょうね。

とはいえ、忙しいと思っているのは自分ばかりで、私の周りの人たちもそれぞれに
その人なりの忙しい時間を過ごしているわけで、嗚呼忙しい！と思うこの気持ちは
あくまで主観的なものに過ぎないのかもしれない、と。

そのうちよく分からなくなってきて、

これは単に、自分で自分を煽って忙しいという錯覚に溺れている
だけじゃないのか、とか。

私だったら確実にパンクする、っていうスケジュールを楽しそうにラクラクこなしている人も
周りには現実にいるわけで。

こんなことを考えているヒマがあったら、洗濯物でも畳んだらいいんでしょうが、
忙しの泉にどっぷりはまり込んでいる錯覚に溺れ中の私には、考え及ばず。

そんな中、今年も一年で最大にして最高に楽しみにしている帰省というイベントがあり、
2週間丸まる日本に行って参りました。

これまた嬉し楽しあり、ハプニングありの思い出に深く刻まれるものとなったので、
時間を見つけて書き綴って行きたいと思います。


さて、台湾に戻って最初の土曜日、郵便局での出来事。

義父がその昔、投資詐欺にあっていたということを書いたんですが、
249万6千元の投資で（投資じゃなくて詐欺だったんだけれど）戻ってきたお金が
1575元ありました（微々でも戻ってきただけよしとするか・・・）。

その手続きで郵便局にいってきたんでした。

郵便局でも銀行でも、黙々と処理してくれるか、やたら話したがるか、の人がいるんですが、
今回は後者だったんですね。首にスカーフを巻いた50代後半とおぼしきおばさま。
スカーフおばさんとしましょう。


「へ～あなた日本人なの！台湾に来て何年？ふ～ん。
私6月に東京に行ってきたばかりなのよ。
二度目の日本でね、その前は去年、桜を見に。
今度は紅葉の季節に行こうかと思うのよね～。」


聞いてもないのに、どんどんしゃべりかけてきます。


「この会社、一時期振り込んでる人が多かったわ～。
しかもかなりの額なの。詐欺だったんでしょ？
どういうやつなの？詳しく聞かせて！」


ええええー( ﾟДﾟ;)　露骨すぎますぜ、スカーフおばさん！


「実はうちのオットも墓投資をやってるみたいなんだけど、
投資会社は本人に口止めを要求して私には具体的なことを教えてくれないのよ。
でもぜったい騙されてると思うわ。」


っていうか、聞いてないし！知らないし！( ﾟДﾟ;)

世の中には、一見順風満帆そうな人でも、家庭では色々あるんだな、
と同情心をもちこそすれ、でもそれって、そんなに赤裸々に、
見ず知らずの私なんかに語ることじゃなくない！？心境複雑でした。

私は詳しいことは知らないけれど、このケースは既に裁判も終わり、
お金は戻ってきませんよ。(戻ってきたのはこれだけ)

っていっても、引き下がらないのがスカーフおばさん。

しゃべりながらも手続きはしてくれて、この時点では次の人がもう
同じ窓口に来てきました。

次の人の業務をこなしながらも、スカーフおばさんは、


「まって！まだ話は終わってないわ！もっと聞きたいことがあるのよ！！」


と私を引き止めます。

仕事中なのにいいんすか？的な。個人情報とか全然スルーな感じですよね。

しかし、休暇明けで、休みボケの私には・・・・どういうこと！？
なんか、私がいまここでまさに詐欺にあっているような！？

最後には電話番号を渡されましたΣ(￣ロ￣lll)

いや、でも、よほど悩んでいたのかもしれませんよ？

そのあと悶々としながら、3週間ぶりに義父に会いに行ってきましたが、
相変わらず元気そうでした。私のことを忘れてはいなかった。ほっ。

日本はよかったな～。今年の東北はまだ梅雨真っ只中で、曇りの日が多かったけど、
涼しかったし、おいしいものにはいっぱい会えたし、カエルさんにも会えました。

今年の後半は、まっすぐまっすぐ前を見て、自分を煽らずに、心に余裕を持って、
過ごしていきたいですねぇ。