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2016/06/01

原住民の結婚式(前)

5月の快晴の日に、とっても珍しいところにお呼ばれしていってきました。

高雄茂林の多納という原住民の住む地区での結婚式!

高雄からは車で1時間半くらいでしょうか。茂林からさらに30分ほど奥に行ったところに多納はあります。四方を山に囲まれているので、多納までの道は、緑が豊かで気持ちよかったのです~!



この右に巨大なイーグル、左にツボのある橋を通っていきます。

オット氏のお友達(原住民・多納)の娘さん(原住民)が、茂林の男性(こちらも原住民)とご結婚!

原住民同士の結婚ということで、伝統に則った式になるので、時間より早く来てくださいね、と言われ、午前10時に到着するように向かいます。

さてここでは前編。お嫁さんにください!の部。


ところで茂林といえば、蝶が有名です。山登りや野鳥観察で来る人もいるそう。88水災に遭う前は、多納温泉を楽しみに来る人も多かったはず。




多納の集落は大きくありません。メイン通りの両側に食べ物屋さんがいくつかありますが、この日は集落をあげての結婚式だったので、閑散としていました。


お嫁さん宅の入口には、真っ赤な掛け軸がかかって、もうすでに賑々しい感じです。「百年好合」は日本語でいうところの、末永くお幸せに!とてもよく使われる言葉です。

さて、披露宴は12時からですが、「お嫁さんにください!」の儀式のスタートは10時から、お嫁さん宅から徒歩3分ほどの別宅にて。

スタート地点には、ヤギさんが…

そして、ヤギさんの隣のトラックの荷台には…

ぶーーさんが倒れてるww

これは一体……

始まる前から衝撃です。

そして、時間になり、大量の爆竹と煙。

それから、新郎側のリーダー?の掛け声で、成功させるぞ!の掛け声で、エイエイオー!

スタートからすごい気合です。

そして列になって、結納品(?)…お嫁さんのご実家に渡す数多の品々を持って、駕籠も担いでお嫁さん宅に向かいます。



そして、お嫁さん宅の前にすべての品々を並べて、お嫁さん側、新郎側に分かれて親族が座ります。


ここから2時間にわたって、これら品物の検め、結婚するにあたっての両家の要求の話し合い、原住民部族の中での地位の向上についての応戦などが続きます。

頑張って耳を傾けていたのですが、話し合いは原住民語で行われたため、具体的な話し合いの内容は聞いてもわからず!


ちゃんと司会の方がいて、品物の検めの際には指さしをしながら一つ一つ見ていきます。

布団、鍋、壺のほかに、ちょっと珍しいものとしては、バナナ、ビンロウ、米酒等。


また、お嫁さんとけんかしてお嫁さんが泣いちゃったときに、歌を歌う用とか、踊るようの紅包(お金)もありました。おもしろい~

そして、これも!!!

あの、荷台にいた… ぶーさん。

このほかに、豚足(腿から足まで)や、豚の心臓や、ヤギさん2匹も。

長い話し合いを見ていたのですが、何を話しているのかさっぱりわからないので、衣装観察。衣装の模様がとにかく細かくて、衣装を見ているだけでも楽しめました。


そして炎天下の中、2時間ぎっちり行われた話し合いは、途中激しい言い合いもありながらも仲人の仲裁を経て、両家条件面で納得を示し、ついに結婚承諾。無事に儀式終了!


で、関係者か観光客かはわかりませんが、カメラさんが何人か来ていて、その中の一人が、一眼レフのとなりにスマホを固定して、ストリーミング放送をしてましたww

時代ですね~


次回の後半は披露宴の模様を。それにしても、原住民の娘さんは、かわいらしい人が多くて、娘ちゃんと写真を撮ってもらいましたさ( ´艸`)

次回に続く!

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