いろんな台湾 いろんな風景
台湾生活を写真で記録

2020/04/07

ころな

4月になりました。

台湾のコロナ対策に称賛の声が出ているそうですが、私の周りには有事への意識が高い人が多く、国民の意識がそもそも高いのではないか、と思う今日このごろ。

しかし、海外渡航禁止の中、時間とお金のありあまる人々が、先週末の4連休で国内の観光地に集まりすぎて大変でした。あれ?危機感どこいった?

連休明けの昨日、政府から国内11の観光地に行った人は、市中感染のリスクがあるので自己管理をするように、とおふれが出ました。早い!

そして会社につくやいなや、人事担当から「連休中に政府指定の11の観光地に行った人はいますか、いたら上司に申し出るように!」と。

該当する人は、自分で休みを申請して自宅待機または在宅勤務に切り替えるように、という圧。自分と家族と会社と、身の回りの人を守るために自粛はして当たり前!具合が少しでも悪かったら病欠取るべし!という空気がすごいです。

4月3日からは公共交通機関(地下鉄含む)乗車にマスクが必須となりました。違反の罰金が3000元~1万5000元(約1万円~5万円)だそうです。

タクシー乗車では、マスクをつけていないお客さんを乗車拒否できるようにもなったそう。

こちらはとにかく、マスク!マスク!マスク!!!次いで、消毒!消毒!消毒!!!

高雄では、一部の地下鉄駅の改札が完全片側通行になり、サーモグラフィーカメラも設置され、取り締まりがますます厳しくなっています。熱があったら、躊躇なく家で休みましょう。

あと、マスクのポイ捨ては最高6000元の罰金。1万6000円くらい。マスクは一枚5元なので、1200倍の罰金。ひゃ~。

台湾は早くからいろんな対策を行ってますね。と、日本の人からよく言われますが、本当に、えぇ、対策は次から次に出て、規則や罰金も次から次に。

台湾国内はコロナを抑えている、とは言っても、株価が持ちこたえてきてるように見える、とは言っても、蓋を開けてみれば貿易系の会社は多いでしょうから、経済的な大変さの底なし沼はこれからかなぁ。他国は今現在既にもっと大変ですよね。ため息が止まらない。とにかく家のローンが終わっていてよかった。

で、コロナの話に戻って、と。

今日のニュースでは、台湾では通常(平日の)検査数が800-900人なのが、連休明けの昨日は1800人以上となったそうで、コロナ指揮センターは懸念、危惧、憂慮の波にもまれているようです。

現在台湾全土で、指定検査機構は、北部16、中部7、南部10、東部1。この4エリア合わせて一日当たり最大3800件の検査が可能とのこと。

また、本日時点での利用可能病床は2142床(2万1000床まで引き上げ可能)、使用可能呼吸器は1300台(3000台を目標に整備中)。

本日4月7日時点での感染者は、昨日比+3人、計376人。死亡者数は5人。感染源を追えているので、コントロールができている、という印象です。政府頑張っています。ひしひしとその頑張りが伝わります。情報もかなりスピーディーに公開してくれるので、安心感は大きいです。

ソーシャルディタンスを保って過ごしていきましょう。きっとこれくらいの距離をとったら大丈夫。