いろんな台湾 いろんな風景
台湾生活を写真で記録

2013/04/18

タイヘンな事

無事蛍を撮りおえ、就寝。

そして翌朝は早朝から雨。7時を過ぎると雨も上がってはいましたが、どんより曇りのお天気。

今日は予定ではお茶畑に行く、ということになっていましたが、予定はあくまで予定。

朝食を食べ、荷物をまとめて、朝9時に出発ということで、出発の時間に向けて用意をしていると・・・

駐車場の方から 「ビービービービービービービービー」 と車の警報音が聞こえてきました。

「ピッピッ」 と短い音に変わり、またすぐに 「ビービービービービービービービー」 と。

あら一体どうした事かしら?

まさか私の車?!いやいや、私の車の警報音はこんな音じゃなかったしー・・・

時間よりちょっと早めに荷物を車に積みに行くと、私たちのグループの一台にトラブルが。

どうやら車の鍵が車内にあるのに、ドアにロックがかかってしまったらしい。

詳しい状況はよくわかりませんが、タイヘンだということは分かります。

こんな山中には車屋も鍵屋もない!

どう見てもタイヘンな状況ですが、先生は 「さ~、集合写真撮るから集まって~」 と。

く、くるま・・・車どうすんの?と不安だったのは私一人ではなかったはず。

もし私が車主だったら・・・・

きっと激落ち込みし、どんよりと深い沼から這い上がる事すらできなかったのではと思う。
みんなのスケジュールに支障をきたして、大迷惑掛けちゃって、オット氏にも怒られるだろうし、
罵声の嵐を一身に受けるのを覚悟しながら、罪悪感から溢れる涙で顔をぐしゃぐしゃに・・・

そして、周りには不穏な雰囲気と、冷たい視線・・・・

想像ね、想像。もし、の話。

でも、実際は違っていました。このカメラクラスの人たちは本当に動じないというか寛容、大きい!

10人近くの人たちが車のそばで、あぁでもないこうでもないと知恵を出し、
車の修理屋に知り合いがいるという人は電話でどうしたらいいか聞き、
びっくりするほどにイライラ感や変な空気が一切ない。

他の人たちは何をしていたかというと、何もなかったかのように花や草木に向かって
自分の撮影ワールドに没頭。

私たちよりも、民宿のおかみさんの方が焦って爆発していたくらいで。

で、結局、鍵屋の如くドアの鍵をこじ開ける事はできないと判断し、
車のガラスの中でも一番安いという後部座席のガラスを叩き破ったのでありました。

しかしさすがカメラーの皆さん、転んでもタダでは起きません。
これすら「思い出の一つ」にしてしまったのです。

みてこれ、今から壊すぞー!にカメラを向ける人たち(爆)

  
ガラスを叩き破り、無事車のドアが開いてからは、車の向こうで泣くふりをする車主と
万歳して喜ぶクラスメイトという図でもう一枚。

最後はみんな笑顔なの。ほんとすごいー。

心配や不安や動揺や焦燥からはプラスのものは出てこないのね。怒りなんてもってのほか。

いやー、先生とクラスメイトのみんなの偉大さっていうか、懐の広さに感動すら覚えたほど。

スケジュールは30分ほど遅れただけで、タイヘンだった車主さんも最後まで一緒に
カメラの旅を回ることができたんでした。よかったねー。よかったよー。

で、聞いてみると、これまでにも色々とタイヘンなことは起きていたそうで、
車のトランクに荷物をしまいがてら鍵をトランク内に置き忘れる事件や(しかも離島での出来事)、
大雨の山道で側溝にタイヤがはまる事件が起きた、とか、まぁ聞くだけで青ざめるような・・・( ゚Д゚;)

まぁでも、終わりよければ全てよし!

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