先週末は台湾でとても有名な「雲門舞集」の40周年記念の作品、「稲禾」の公演を見てきました。
素敵なことに、ある関係からご招待に預かったのでした。年の初めから、ツイてます!
雲門といえば台湾で知らない人はいない、非常に有名なダンスグループ。
モダンダンスという言葉では括れないほど、芸術性の高いダンスをするというイメージ。
子供向けのバレエスタジオ、ダンススクールも開いていて、知り合いにも何人か
子供をそこで習わせているという人がいます。
その名前は知っていたものの、なんだかちょっと敷居が高いような、
私みたいなのが行って果たして楽しめるのか、理解できるのか・・・
いや、満を持してチャンスに巡り合った、といったほうがいいかしらね。
途中休憩なしの80分、舞台の上では稲の一生が踊り手によって表現されます。
感想はですね・・・・、奥深い・・・深いなと。芸術を理解するのは容易ではない。
審美眼を持ち合わせていない私には難しすぎました。
太極拳のような動作も混じり、バレエの要素も入ったダンスという感じでしょうか。
途中、稲の受粉をですね、表したところがあって、子供に見せるのにちょっとどうなの!?
的な懸念があったのですが(受粉の様子が人バージョンになっている感有り)
舞台から距離があるとはっきり見えないし、それほど気まずい感じにはなりませんでした。
稲の一生の写真展、とかだったら、私でもわかることができたと思うけど・・・
バレエやダンスを習っている人、文化や芸術に造詣が深い人向けでしょうか。
幕が下りると同時に起こった拍手はとても大きなもので、
去年の末は4つものクラシックコンサートに行った私ですが、それらを凌ぐ観衆の熱さを
感じました。さすが、雲門。
ちょうど、この公演の前日、李泰祥という台湾では有名な作曲家が旅立たれ、
深い交流のあった雲門創設者の林懐民氏は、この日大変深い悲しみにあったということでした。
そして、カーテンコールの際、舞台上のスクリーンには李泰祥氏が映し出され、
観衆総立ちで代表曲である「橄欖樹」を歌いました。
この歌、しんみり心に響いて、耳に残ります。
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