先週、見てきました。
齊柏林監督が約三年、400時間をもの時間をかけて空から台湾を撮影し、
その映像をドキュメンタリー風に完成させた映画。(ドキュメンタリー風というのはあくまで私の解釈)
この映画では、うっとり見入ってしまうほど美しく豊かな台湾の自然の風景、
この映画では、うっとり見入ってしまうほど美しく豊かな台湾の自然の風景、
そしてその裏側にある(普段人々が見ることができない、または見ようとしない)
行き過ぎた開発、汚染、自然破壊などの爪痕をまざまざと映し出しています。
人々が努力をし企業が努力し経済が発展し、私たちは便利で快適で豊かな暮らしを
人々が努力をし企業が努力し経済が発展し、私たちは便利で快適で豊かな暮らしを
手に入れることができたけれど、その裏には、欲があり、企業のあくなき営利追求があり、
更には過度の開発、壊された自然の姿があるのもまた事実。
映画の中では映像と共に豊かさを求める人間とそれに相反して存在する
数々の事実・問題を提起しています。
印象深かった映像は、汚染のためにもとの色がわからないほどに黒ずんだ河川、
印象深かった映像は、汚染のためにもとの色がわからないほどに黒ずんだ河川、
赤く染まった河川。河川に心は存在しないけれども、痛々しく悲しかった。
そして、養殖業が盛んな雲林の地盤沈下問題(養殖池は地下水を大量に使うんです。
そして、養殖業が盛んな雲林の地盤沈下問題(養殖池は地下水を大量に使うんです。
一年で7cmもの地盤沈下があるという。尋常ではない数字ですよね)、
台中の火力発電所の排気や空気汚染にも触れている。
とても深く考えさせられる、内省心を呼び起こされる感じの映画でした。
エンドロールを見ながら思わず唸った。うーん!と。(泣いてはいないよ)
今の私たちには何が必要なのか・・・足るを知る、ということか・・・?
エコや環境保全が叫ばれながらも、経済発展に伴って生じる破壊や汚染。
とても深く考えさせられる、内省心を呼び起こされる感じの映画でした。
エンドロールを見ながら思わず唸った。うーん!と。(泣いてはいないよ)
今の私たちには何が必要なのか・・・足るを知る、ということか・・・?
エコや環境保全が叫ばれながらも、経済発展に伴って生じる破壊や汚染。
矛盾しているけれども、これは表裏一体なのかもしれない。
善悪一刀両断とすることはできないけれど、映画の作り手の台湾に対する深い愛情と
大きな憂いが伝わってきました。
今年見た映画で、一番泣いたのは「くちづけ」(台湾では公開されてませんが)。
今年見た映画で、一番泣いたのは「くちづけ」(台湾では公開されてませんが)。
一番考えさせられたのはこの「看見台湾」。
台湾人は見に行くべき、見るべき映画だと思います。(迷っている人も見てみるといいでしょう)
ドキュメンタリーというか、記録映画というか・・・社会派な内容だったな、と思いました。
これを日本版で作ったら一体どういうことになるのか・・・経済界からものすごい反発が出る?
これを日本版で作ったら一体どういうことになるのか・・・経済界からものすごい反発が出る?
作られることはないでしょうけど、一瞬、もし日本だったら・・・と考えてしまったんでした。
中国版で作っても、きっとすごく重い感じになるんだろうなぁ。
台湾だから出来た映画なのかもしれませんね。
台湾だから出来た映画なのかもしれませんね。
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