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台湾生活を写真で記録

2014/04/16

介護はやっぱり大変


これは週末お出かけしたときに撮った夕焼け。赤すぎましたかなぁ。

あっという間に娘氏が帰ってきて、数日が経ちました。
この間、義父は倒れて初めての発熱、軽い肺炎と診断。中風で倒れたのが2012年1月、今年2月に再度小さな中風を起こし、2月以降は鼻に管を通し、液体で栄養を摂取。依然滑舌悪く、よだれもうまくのみこめないので、タオル前掛けが手放せませんが、先月からは、おかゆを口から食べられるようになったんですね。でもいかんせん咳き込む。咳き込んだらそこで口からの食事はおしまい。それでも最近はバナナ一本とか、お茶碗一杯分のおかゆくらいは、食べられるようになって来てたんですよ。
それが先週の水曜日だったか、突然発熱。料理の鉄人じゃないですが、誤嚥性肺炎か・・・・と、緊張が走りました。
すぐに病院に行き、処方された薬を飲むと症状は落ち着き、翌々日にはもう熱が下がって顔色も良くなって一安心。ほっ。
そしたら今度は、修学旅行から帰ってきた娘ちゃんが発熱。疲れたの?こちらは一日で快復。ほっ。
で、今日は義父を連れて神経内科へ。
診察の日だというのに、毎回同行しているオット氏が出張で、私が単独で同行することに。緊張の程は「はじめてのおつかい」状態。
2年前は私一人で義父を連れて、針治療に行ったりしてましたけどね、それも遠い昔のこと。あの時は支えればふらふらでも立てたのが、今は立てない。
立てないというのは非常に大変なこってす。
車椅子から、車に移すのにも、私のポジショニングは完璧なはずなのに、義父の体はなんだこれはというほどに動いてくれない。
お尻から座り込んでくださいねー、と声を掛けながら、私は義父のズボンのところに手を掛けて、よいしょと持ち上げるようにして、後部座席に・・・・後部座席に・・・・
なぜだ、なぜずり落ちる!

まず、両足に全く力が入らず、私が支えていても立つことができない。なので、私はどうにかこうにか車椅子から車の後部座席に義父のお尻をスライドさせるように踏ん張ります。
で、お尻がちゃんと後部座席に座り込んだかと思ったら、実は1/3くらいしか座れてなくて、足を車に入れてあげようとする最中、体全体が車から地面の方に滑り落ちていくっていう( ゚Д゚;)
気温30度の中、まさかの格闘。ズルズルと地面の方にずり下がっていく義父をなんとか必死に担ぎ上げ、やっとのことで上半身からお尻までが車の中に入ったと思ったら、足がありえないところにあってドアに挟まれてて、その足を救出しようとすると今度は車の中に入っていた体が外に傾き、ズルズルと下がって行く・・・・うそ~~~
義父よ、お願いだから、踏ん張って!!落ちないで!! 何度心の中で叫んだことか。
ああでもないこうでもないと格闘すること、きっとほんの3分とか5分くらいだったんじゃないかと思いますが、体感的には30分くらい格闘していたような消耗感。
義父は私よりも小柄で、身長は160cmくらい、体重だって50キロないくらいのはずなのに、なぜこんなに大変なのかΣ( ̄ロ ̄lll)
巨漢とか、大柄だったら・・・想像するだけで心が折れそう・・・
そんなこんなで、老人ホームを出発する時点で、もう汗だくでクタクタになってたっていう。
やっとのことで乗せて、後部座席のドアを閉め、車椅子をトランクに入れたときに腰に違和感。
介護で腰を痛めるとはこういうことか・・・・(ノД`)
普段は老人ホームにお世話になってるし、たまさかの外出でこんな弱音をはくなんてとんでもないっていうのは分かっています。自宅介護でこういうことに毎日向き合っている人もたくさんいることでしょう。でもこれほんと大変だと思いますわ。
それにしても、足の悪い老人が劇的に乗り込みやすい(または介助しながら乗せるのが特別楽な)自家用車ってないんですかね。高齢化の時代、こういうニーズもあんでないの?と、今日の苦労から思ってみたり。
最近オット氏が腰痛を訴えているのは、もしかしたらこういうことの繰り返しからきているのかもしれませんな。
いやはや、オット氏よ、いつもご苦労様!
一方、ここ1年ほど引きこもりがちな義母には痴呆の前兆?がチラチラと見えているようないないような。うーん、我が家、微妙に大変か?
まぁ、なるようになるでしょう。
とりあえず本日の任務、無事終了!

健康であることって、ありがたいことだなぁとしみじみ。