いろんな台湾 いろんな風景
台湾生活を写真で記録

2016/06/28

6月末

6月も残りわずかとなりました。

なんだか高雄では最近、貸物件を多く見かけます。店舗の撤退が相次いるということなのでしょう。景気はあまりよくないのかもしれません。よく通っていた老正興というレストランも閉店してしまいました。
 
先日、チャイナエアのストライキがありまして、私的には大ニュースだったのですが、日本ではEUの国民投票のニュースがあったので大きく報道される事はなかったでしょうか?
 
今回のストライキはCA(の労組)が起こし、今年の6月1日から労働条件改定により条件が悪くなったので、以前の条件に戻せ~!という訴えだった様子。
 
で、スト突入。丸一日のフライトキャンセル。影響は翌日にも。
 
台湾の航空会社は、他にエバーと復興がありますが、労組をもっているのがチャイナだけだそうで。それでこんなオオゴトになったようです。
 
劣悪な労働条件には声を上げるべきとは思いますが、客観的にみて、エバーと復興に比べて特に悪いという内容には思えず、組合を持っているからこその強気からの今回の戦いと察します。
 
それにしても、今回のストライキの損失が10億とも11億(台湾ドル)とも言われ、一部はまわりまわって国民にのしかかってくるなんていうニュースを見たもので、気分悪いです。
 
今回のストの影響で予定が大幅に狂ってしまった人が沢山いたわけですが、本当にお気の毒でした・・・。台風が原因のフライトキャンセルは仕方ないにしても、私が当事者でこんな理由のフライトキャンセルに遭ったら、結構許せないわ。二度と乗るものか、って思っちゃうでしょうね・・・。
 
さて、日本は梅雨真っ只中ですが、高雄は連日の快晴。今朝は強風が吹き荒れながらも、またしても暑い一日となりました。
 
娘ちゃんは今日、明日と、期末テストです。7月1日から夏休み。いいですなー。
 
さて、9月に修学旅行があるということで、お知らせを持って帰ってきました。
 
(私の知る限り)日本の修学旅行は、学校の学年全体が、一緒に一丸となって旅行に行く!というものだったと記憶していますが、娘ちゃんの通う中学校は、学年全体が700人くらいととんでもなく多いので、クラスによって行き先が違うそうです。
 
娘ちゃんのクラスは花蓮&台東2泊3日。
 
なんだかのんびり出来そうでいいわね!
 
なんて思っていたんですけど、母的には。
 
どうも内容に魅力を感じないご様子で、彼女。
 
で、ぐずぐずとしているところに、オット氏帰宅。
 
「僕は小中高と修学旅行には参加してないよ。行きたくなければ行かなくていいよ!」
 
とサラリ。
 
えええ???行かなくていいの???ってか、行ってないの???(゜□゜;)
 
修学旅行に行って当たり前と思う君の方こそ、ちょっとおかしいんじゃない?的な目線を向けられ、若干のカルチャーショックに陥っております。
 
30人のクラスで、女子1人と男子3人くらいが、既に不参加を表明しているんだとか。
 
参加したくない理由は、いじめにあっているとかいうわけではなく、純粋に行き先に魅力を感じないから、だそうです。ほんまか?
 
で、修学旅行の参加不参加は成績には全く影響がなく、その期日は学校には行かなくていいそうです。
 
オット氏は、「平日に休みが取れるなんてめったにないことだし、夏休みも終わってチケットも安いし、前後の週末もあわせて、ちょっと遠くに旅行にいってきちゃったりすれば?」とか言ってるし・・・。
 
降ってわくやもしれぬ休日に、ニンマリの娘ちゃん。どこに行こうかしら~?と絶賛妄想中。
 
この誘惑の引力の強力なことったらありません。
 
私までも、どこに行こうかしら~?って妄想してしまっているしwww(イスタンブールに行きたい!)
 
というわけで、自ら修学旅行への不参加を決めた娘ちゃん。あとで後悔なんかしないといいけど!

2016/06/22

夏至が過ぎ


今日は夕方5時半で、こんな晴天な高雄でした。

きっともう梅雨は過ぎてしまったのでしょう。

暑いです。とても暑いです。



2016/06/15

いろいろ

台湾は今月初めから雨が多い天気です。

嫌ですね、雨が続くって。

今週の月曜日だったか、バイクで帰宅途中、タイミングがズレていたら事故に巻き込まれたかもしれない感じの、ヒヤッとする事が2度ほどあり、今週は細心にゆっくりとを心掛けながら、バイクに乗っていた私でした。

昨日の夕方も、ちょうど退勤の時間に雨だったそうなのです。私は残業していたので、雨には当たらなかったのだけど。

今朝、会社に行ったら、同僚の一人が昨夕の帰宅時に事故にあったと。彼女はオートバイ、相手は推測するに車か。

推測というのは、相手が逃げたらしいため。ひどい話です。

彼女は肋骨を3本ほど折り、脳内出血もあり、昨晩緊急手術をするも、未だ意識不明。

毎日バイク通勤していると、事故を見ます。よく見ます。多いときは30分の通勤時間で3回は見ます。

私自身、ヒヤッとしたこと数知れず。

でも、なんとか、なんとか今日までは無事でした。無事ってことはある意味奇跡なのか。

明日は我が身。心重く、まったく仕事が身に入らない一日となりました。

彼女の娘さんはまだ中学一年生。まだまだこれから、いっぱい母業をしていかなくてはならないのに。

病院からはだいぶ深刻なことを言われているそうです。

「飛び出すな 車は急に止まれない」という標語が私の頭に残っていますが、こちらが飛び出さずとも、向こうから襲い掛かってくることもあるわけで、現実はなんとも辛いです。

とはいえ、明日からも乗らねばならず、危ないから今後一切バイクに乗るのはやめよう、思い切って処分しよう、なんていう話になるはずもなく…、細心の注意を払いながらも、自分の幸運を祈るしかないんでしょうかね。

今はとにかく彼女が意識を取り戻すこと、回復することをめいっぱい祈りたいと思います。

どの地でも、みなさん安全第一で。

台湾は安全なイメージがあるかもしれませんが、実際は、交通事故に見せかけた盗難や、詐欺、無免許の高齢者、保険未加入のボロ車が走っていたり、信号無視、逆走、とにかくいろんなオカシナことがたくさんあるのです。

それに慣れてしまって麻痺している私は問題ありですが、そんなオカシナ地での運転や歩行には、とにかく注意が必要です。

ほんと、くれぐれもお気をつけて。

さて、この間は娘ちゃんが夕ご飯を作ってくれましたが、今週は毎日残業の私に代わって、オット氏が夕ご飯を作ってくれています。すごい。

帰ってきたら、圧力鍋いっぱいに苦瓜のスープが待っていました。写真の見た目が悪いのは、私の腕のせい。とってもおいしかったのです。


家族のためにも、安全に気を付けて、できるだけ健康に過ごさねば。

2016/06/05

いろいろ

今年はいろいろ考えさせられる年になっています。

知り合いのお金持ちさん。ハンディキャップのある息子に東南アジアからお嫁さんをもらって、間もなく20年。孫は3人。すこぶる順調に、何不自由ない生活を送っていました。

ように見えました。

とってもお金持ちではあるけれど、お姑さんがなかなか厳しい人で。いろいろ軋轢があったようで、一か月くらい前でしょうか、突然お嫁さんが蒸発してしまいました。

国際結婚で台湾にきて、私と同じように居留証を持って暮らしていた彼女。逃げようにも実家は遠く、離縁したくてもそういうことは許されず、耐えに耐えた20年だったのかもしれません。

でも、パスポートという何に変えても大事なものを、彼女は持っていきませんでした。そこまで考えが至らなかったのか。

永久居留証ではない、3年に一回は必ず更新しなければならない普通の居留証を持っている彼女は、時間がたったらやはり更新に行かねばならず、それには旦那さんの身分証も必要で、そうなると家に帰らねばならず、となるとモトサヤか。でなければ、不法滞在を続けて追放となるか…。

と、他人事を、自分の身に置き換えて、私なら…なんて考えながら、眉間の皺をまた一層深くしながら6月がスタート。

不毛でも不要でも、考えちゃいますのね。私は蒸発なんてしないけど!

そんなことを考えている間、オット氏は今度は中国へ。四川省?成都のあたりに行ったそうで。こんな写真が送られてきました。


あ!なんかどこかで見たことがあるような気がする!!楽しそうでいいねー。

私は終日翻訳のバイトに勤しんだ日曜。こんな私に、仕事を頼みたいと思ってくれる人がいることが嬉しい。

仕事に没頭する私に代わって、娘ちゃんが夕食を作ってくれました。すごい、なんと巻き寿司!


きゅうり、たまご、オクラ、長いも、の入った、とってもヘルシーな巻きずしです。うちにまきすなんてあったっけ??真ん中の茶色いのは、なんとお肉!

すごい、母感動!!今日の嬉しさを、来週のエネルギーに変えて、頑張ろう。

2016/06/02

原住民の結婚式(後)

さて、後編です。

披露宴会場は、多納小学校隣にある広場です。普段はバスケットコートのようですね。


さすが原住民!といっては偏見でしょうか。米酒や保力達がテーブルに並びます。


新郎新婦が到着すると、中央にたくさんの人が!そして、おめでとうコール!

駕籠(椅子)に乗っているのが新婦さん。その左隣で満面の笑みなのが新郎。ステキ♪

披露宴は終始賑々しく、明るいものでした。


新郎新婦のダンスも!


お料理もなんだかちょっと違いますね。



最後にはアイスが振る舞われました。

おなかいっぱいになったところで、披露宴はお開き。

でもこれから、特別な踊りがあるからまだ残っていてね!と言われたので、その間小学校を見学。




小さいながらも伸び伸びと過ごせそう!

披露宴の会場はすぐに片づけられて、次のお楽しみに移ります。

披露宴会場のすぐ隣でお料理が作られていたのでした。

そして、二次会!!


中央の席に長老が座り、お酒を酌み交わしながら新郎新婦を祝います。


長老たちを囲むように、歌いながら踊ります。人はどんどんどんどん増えて、ついにはコートをぐるっと一周囲むほどの人の輪ができました。


女性の衣装はみんな違って、みんなステキ!


そして、踊っている人たちにお酒をふるまいながら、踊りは楽しそうに延々と続いたのでした。

長老達と新郎新婦を囲みながら、部族の人たちみんなが、手をつないで歌って踊って、老いも若きもみんなが一つになってお祝いをするって、なんかいいなぁ!と。これってすごくステキなことだなと思いましたよね。

どうぞ末永くお幸せに!!

今回は本当に貴重なところに呼んでもらって、私も幸せ頂きました~♪♪

2016/06/01

原住民の結婚式(前)

5月の快晴の日に、とっても珍しいところにお呼ばれしていってきました。

高雄茂林の多納という原住民の住む地区での結婚式!

高雄からは車で1時間半くらいでしょうか。茂林からさらに30分ほど奥に行ったところに多納はあります。四方を山に囲まれているので、多納までの道は、緑が豊かで気持ちよかったのです~!



この右に巨大なイーグル、左にツボのある橋を通っていきます。

オット氏のお友達(原住民・多納)の娘さん(原住民)が、茂林の男性(こちらも原住民)とご結婚!

原住民同士の結婚ということで、伝統に則った式になるので、時間より早く来てくださいね、と言われ、午前10時に到着するように向かいます。

さてここでは前編。お嫁さんにください!の部。


ところで茂林といえば、蝶が有名です。山登りや野鳥観察で来る人もいるそう。88水災に遭う前は、多納温泉を楽しみに来る人も多かったはず。




多納の集落は大きくありません。メイン通りの両側に食べ物屋さんがいくつかありますが、この日は集落をあげての結婚式だったので、閑散としていました。


お嫁さん宅の入口には、真っ赤な掛け軸がかかって、もうすでに賑々しい感じです。「百年好合」は日本語でいうところの、末永くお幸せに!とてもよく使われる言葉です。

さて、披露宴は12時からですが、「お嫁さんにください!」の儀式のスタートは10時から、お嫁さん宅から徒歩3分ほどの別宅にて。

スタート地点には、ヤギさんが…

そして、ヤギさんの隣のトラックの荷台には…

ぶーーさんが倒れてるww

これは一体……

始まる前から衝撃です。

そして、時間になり、大量の爆竹と煙。

それから、新郎側のリーダー?の掛け声で、成功させるぞ!の掛け声で、エイエイオー!

スタートからすごい気合です。

そして列になって、結納品(?)…お嫁さんのご実家に渡す数多の品々を持って、駕籠も担いでお嫁さん宅に向かいます。



そして、お嫁さん宅の前にすべての品々を並べて、お嫁さん側、新郎側に分かれて親族が座ります。


ここから2時間にわたって、これら品物の検め、結婚するにあたっての両家の要求の話し合い、原住民部族の中での地位の向上についての応戦などが続きます。

頑張って耳を傾けていたのですが、話し合いは原住民語で行われたため、具体的な話し合いの内容は聞いてもわからず!


ちゃんと司会の方がいて、品物の検めの際には指さしをしながら一つ一つ見ていきます。

布団、鍋、壺のほかに、ちょっと珍しいものとしては、バナナ、ビンロウ、米酒等。


また、お嫁さんとけんかしてお嫁さんが泣いちゃったときに、歌を歌う用とか、踊るようの紅包(お金)もありました。おもしろい~

そして、これも!!!

あの、荷台にいた… ぶーさん。

このほかに、豚足(腿から足まで)や、豚の心臓や、ヤギさん2匹も。

長い話し合いを見ていたのですが、何を話しているのかさっぱりわからないので、衣装観察。衣装の模様がとにかく細かくて、衣装を見ているだけでも楽しめました。


そして炎天下の中、2時間ぎっちり行われた話し合いは、途中激しい言い合いもありながらも仲人の仲裁を経て、両家条件面で納得を示し、ついに結婚承諾。無事に儀式終了!


で、関係者か観光客かはわかりませんが、カメラさんが何人か来ていて、その中の一人が、一眼レフのとなりにスマホを固定して、ストリーミング放送をしてましたww

時代ですね~


次回の後半は披露宴の模様を。それにしても、原住民の娘さんは、かわいらしい人が多くて、娘ちゃんと写真を撮ってもらいましたさ( ´艸`)

次回に続く!