いろんな台湾 いろんな風景
台湾生活を写真で記録

2020/06/04

9日前

あっというまに一桁に突入。

この一週間は、推薦状や、学校で出してもらう書類の確認に終始。

とてもバタバタしています。余裕がありません。

周囲はというと、今週末に行われる高雄市長罷免の住民投票の話題でもちきり。

私個人は、香港に対する国家安全法のニュースを見ながら、今後の台湾を勝手に憂いでいるんですが、私の周りの現政権支持者(市長罷免に大賛成派)は、全然憂慮していないんですよね。

現高雄市長の韓さんという人は、2018年の選挙で、20年に渡って民進党の天下にあった高雄の市長に、得票率53.87%で選ばれました。民進党の地盤が非常に固いと思われていたこの高雄で、国民党から市長がでたというのは、本当に衝撃的でした。あのときは、本当に不思議な空気に包まれていましたもの。この市長選の期間に、多くの「韓粉(韓さんのファン)」と言われる人たちが、彼を持ち上げ持ち上げ持ち上げ、持ち上げすぎたのかもしれません。

同年12月に市長となりましたが、翌年2019年、神輿を担がれる形で総統選挙に出馬。

もともと韓市長を快く思っていなかった熱烈民進党支持者に加えて、彼にたいして思い入れのなかった市民をも巻き込んで、彼の総統選出馬が市民から大きな反感を買うことになります。

大風呂敷を広げる感がある、ということが市長選のときから指摘されていましたが、総統選ではあらゆるところを叩かれて、結局は蔡さんに負けちゃいました。

その後、高雄市長として高雄に舞い戻ってきましたが、市民から支持されず、市政はかなり険しい道となっています。

同時に、多くの市民の活動によって署名が集まりに集まり、なんと市長罷免の投票が行われることになりました。

署名運動が盛んに行われていたころから今まで、高雄市内では罷免の文字が書かれた黄色のテープをバイクやヘルメット、バックにつけている人を良く見かけますが、それが罷免支持の印。

今日本では、某県知事のリコールを口にする人がいるようですが、そんなもんじゃないです。こっちはもう市民によるガチの罷免案。

その市民投票が今週末です。罷免案が通るかどうかのボーダーは、有効投票数の1/4以上、574,996票だそうです。

ちなみに、署名総数は406,880なので、これが市民投票によってどんな数字として表れるのか。

同僚にも友人にも、罷免のデモに参加する人多く。民主的な国、台湾バンザイってな感じ。

しかーし、私は日本で生まれ育ったからか、その熱量がわからない。

個人的には、韓さん以前の民主党時代の高雄は、なにをするにも利権がらみで、市長が変わるのを機に悪いものが排除されるといいなと思っていたくらいで。(こんなこといったらぶっ飛ばされそうだけど)

総統選挙にも負けて、市長として頑張るって言ってるんだから、その手腕と成果を見届けてあげたらいいんじゃないの?悪い所があったら都度声を上げて民意で修正させればいいじゃない。なんて思っていたんですが、そんなことを言おうものなら生ぬるいと袋叩きにあいます。

あの時総統選挙なんかに出ずに、確り市民と向き合って、市政に真面目に取り組んでいたらこんなことにはならなかっただろうに、身から出たサビよね、っていう人も多く。

早くから入国規制をしくことでコロナの感染拡大を免れた台湾ですが、海外との往来再開は10月以降とかいう話で、9月入学の留学生も受け入れは難しいとかいう話で、すっかり鎖国状態。

今この香港の問題で、イギリスが移民規則変更を検討しているとか、台湾も受け入れを検討しているとかいろいろニュース出ていますが、もし、もし、もし、未来のいつか、台湾が同じ状況になったときは?と考えると、ねぇ?どうなんだろう。

とかあれこれ考えているうちに、もう6月なんです。

安全に健康に見送れるように、あと数日くれぐれも気を付けて過ごそうと思います。

台湾は6月に入って、目の眩むような暑い日が続いています。空もアオい。