いろんな台湾 いろんな風景
台湾生活を写真で記録

2017/03/13

オハカソノゴのゴ

長年暮らしていても、知らないことばかりです。

定期的に行っている日本語読書会先の年長者(最年長は85歳)のみなさんは、経験豊富だからこういうこともよく知っているだろうと思って、先日の集まりのときに、義母方の祖父母及び曾祖母のお墓の話を聞いてもらいました。

そしたら、年長者のおじさん&おじいさん、ビックリするほど異口同音に、手を引け、と。

なんでも、台湾の風習としては、嫁いだそのときから、女性は嫁いだ先の人となり、実家の事には関与しなくなるのが常。

台湾人にとって、お墓はすごーーーーくデリケートで、慎重に扱わなければならない事柄なわけですが、義母の実家側のお墓は、義母の男兄弟(とその子供たち)のことであって、私たちが手を出し口を出しするべきところではない、と。

変に手を出して、障りがでるということもある。

骨上げなんてとんでもなく、墓の修理すらするな、と。

嫁いで出て行った人(また、その子供世代)が、母方実家のお墓の事に手を出すなどもっての外。先生、それはタブーですよ!と、ホワイトボードに大きく「禁忌」と書かれたほどに・・・

えーー・・・・

台湾人の結婚、お嫁さんが自宅を出る際に、車の中から扇子を外に捨てるのはなぜか、それはお嫁さんの実家との決別・・・というと大げさかもしれないけれど、そういう意味もあるんだよ、と。

昔は、嫁いだ娘が、実家の墓参りに行くことも禁じられたんだよ、と。

とにもかくにもタブーです!ダメです!それはたかお先生夫婦がやることではない!手出し無用!!と。

えーー・・・・

えーー・・・・

そんなー・・・・

本当に何もしなくていいんだろうか・・・それがかえってトラブルの元にはならないの?すごく複雑・・・。

でも、みんながみんなそう言うっていうことは、やらない方がいいんでしょうよね。

オット氏とよくよく相談し、手を引く事にいたしました。